請求書に見覚えのない追加請求が!
ホテルのサービスも宿泊した部屋もサンセットが美しくて、大満足の旅行でした。
いざチェックアウトとなった時、差し出された請求書には身に覚えのない項目が載ってしまっています。これって間違いじゃ・・!?
対処法
チェックアウト時の請求書に何か不審な点や、よくわからない項目があった場合は、「すぐ、その場で」確認をすることが必要です。
-
スタッフに何の請求なのか確認をする
請求明細の確認に時間がかかりそうな時、あるいは後ろに人が並んで待たれると、つい日本人は「あまり待たせると申し訳ない・・・」と考えてしまいがちですが、チェックアウトに遠慮は無用です。少しでも不明な点があったら、自分が納得するまで「その場で」確認をしてください。
もし間違いがあったとしても、一度サインしてしまうと「自分がちゃんと確認して了承しました」という印になり、後から訂正するのはほぼ不可能です。 -
緊急コールセンターへ連絡する
明細を見ると何だかわからないけど追加されているみたい。確認したいけど、言葉に不安がある。そんな方は、フロントに「ちょっと待ってください」と伝えて、「ホテルバウチャーのご利用方法」に記載されている緊急コールセンターへ連絡してください。あなたに代わって状況を確認し対応いたします。
こんなシーンの英会話
-
-
ミニバーは利用していません。
-
飲んだビールは2本だけで、4本ではありません。
-
この電話は使っていません。外出していましたから。
-
有料チャンネルは見ていません。
-
ルームサービスの金額が間違っています。
-
この***が二重請求になっています。もう一度確認してください。
-
300ドル分は現金で、残りはカードで支払いたいのですが。
-
後で問題がおきないように、クレジットカードのコピーをいただいてもいいですか?(自分で破棄する場合)
こうして解決
明細書を見てみたところ、「1Room 3 Nights」という記載が。これは明らかに「宿泊代」であり、自分たちは事前に支払い済みなので間違いだと思い、
「I paid my room charge by pre-paid voucher. So this “room charge” is wrong.」と言いながら、ホテルバウチャーを提示しました。
確認してもらったところ、ホテル側の確認ミスということで請求は取り消してもらえました。今回は大きいな金額だったので気がつくことができましたが、少額だったら気がつかなかったかもしれません。
明細書は要チェックということを教訓とします(笑)
ポイント
間違いがあるかもしれないという心構えで。また明細書のサインは慎重に!
疑問に思ったらその場で確認する
精算書の間違いはホテル側のミスと文句も言えますが、海外の常識は「サインする人の責任」。請求明細にサインをすることは、責任をもってチェックし納得したという行為ですので、請求明細を見る時は「何かしら間違いがあるものだ」という心構えでチェックすることが肝心です。
たとえ支払いがなくても、「支払い金額がゼロ」の請求書をもらう。
チェックアウト時にどんなに確認しても、ホテル側のミスでチャージされてしまう場合もあり、自己防衛だけでは、二重請求を完全に防ぐことはできません。ただ、万一帰国後に不正な請求が発覚した場合、チェックアウト時の請求書があれば「証拠」としてカード会社や旅行会社に提出することができ、いち早く解決ができます。
チェックアウト時に追加請求がないと、請求書(領収書)を出さないホテルもありますが、その場合は「レシートをいただけますか?(Can I have a receipt, please?)」と言って、「支払い金額ゼロ」になっている請求書を受け取るようにしましょう。
ひとまずチェックアウトして、帰国後に旅行会社に訂正を依頼する。
前述の通り、一度お客様がサインをしてしまうと、「自分の責任において確認し、了承しました」という意味になってしまうので、後からの訂正はほぼ不可能です。また、もしサインをしていなかったとしても、帰国後の確認は時間も労力もかかり、場合によっては解決までに数カ月もかかる場合もあります。
チェックアウト時、もし何か気になることがあったら「その場で」確認してください。「後で返金してもらえばいいや」という考えは、絶対にやめましょう。
スタッフを怒鳴りつける
トラブル時、ついカっとしたり不安になったりしますが、ホテルスタッフに対して怒鳴ったりするのは完全にNGです。感情的に怒鳴ったりするのではなく、静かな、しかし毅然とした態度で状況を把握してホテル側の説明を確認するようにしてください。
※誰もトラブルを起こしたいはずがありません。彼らも人間で「たまたまその時シフトについていただけ。自分達も被害者だ」くらいに思っています。そんな相手にいきなり怒鳴ったりしては、よほどのVIPでない限りロクな扱いを受けられません。