2009年09月09日 RELEASE No.09-013
『エコツアー』に関するアンケート調査実施
参加してみたい人が8割以上 環境保護への関心高く株式会社アップルワールド(以下、アップルワールド)は運営する海外ホテル比較&予約サイト「アップルワールド.com」にて「エコツアー」に関するアンケート調査を実施し、その結果をまとめました。
エコツアーとは、自然とのかかわりを楽しみ、その保全に責任を持つ観光のあり方。環境問題への対応が重要になる中、市民レベルが自然環境とより身近にかかわることのできる機会としても注目が集まっています。2008年にはエコツーリズム推進法が施行され、国レベルでも広い取り組みが進められています。そこで、海外個人旅行を好む人が多いアップルワールドの利用者・閲覧者を対象にアンケート調査を実施。エコツアーの参加意欲や今後、普及のために求められる課題を探ってみました。
アンケート結果では、エコツアーに「参加してみたい」という人が全体の82.8%に上りました。約7割の 男性に比べ、女性が87.1%と多いのが特徴。世代別では、50歳以上、29歳以下に多い一方、働きざかりの30代、40代の間でやや関心が低いのも特徴です。参加したいと思う理由については、「環境保護に貢献できる」という直接的なニーズが36.1%でトップ。「現地の人との交流」(31.6%)、「自己啓発」(21.8%)といった交流体験や自分を高める手段として期待する人も数多くいました。
エコツアーに参加する際に行ってみたい内容については、「世界遺産などのヘリテージツアー」(33.9%)、「自然体験・観察型ツアー」(33.3%)がほぼ拮抗する形で関心が高い一方、カーボンオフセット型ツアーはわずか2.7%と低い結果に。旅行での移動などに使われた二酸化炭素を見積もり、その排出量に見合ったクリーンエネルギーの購入などをツアーに組み込む“カーボンオフセット”を導入する旅行会社が増えているものの、消費者の認知はほとんど進んでいない様子が浮き彫りになっています。
なお、エコツアーに「あまり参加したくない」「全く参加したくない」と回答した人にもその理由を聞いたところ、「どんなツアーがあるかを知らない」が23.3%でトップ。エコツアーについては旅行会社の間でも会社全体として取り組むところがふえているものの、その内容や意味が一般の消費者に浸透していない現状も見受けられます。特に、可処分所得の少ない29歳以下には「ツアー代金の高さ」、40~50代女性では「体力に自信がない」点がエコツアーへの参加を躊躇する要因になっているようです。
アップルワールドでは今後も海外旅行をテーマに、旬の話題に即した様々なアンケートを実施し、海外旅行を取り巻く課題を浮き彫りにできるような情報提供に努めてまいります。
<調査概要>
調査名: | エコツアーについて |
調査期間: | 2009年8月19日(水)から2009年9月1日(火) |
調査方法: | アップルワールドが運営するサイト「アップルワールド.com」でアンケート調査を実施 |
有効回答: | 20代から60代以上まで87件(男性25件、女性62件)の回答が寄せられた。 |
報道機関からのお問い合わせ:
アップルワールド 広報担当(press@post.appleworld.com)