ミスターMのおいしい旅の話「次の旅はここへ行け!」
Vol.51

Vol.
51

済州島は韓国のハワイ!?

The Shilla Jeju

羽田空港の国際ターミナルがついに開港し便が増えたこともあってか、ソウルへの渡航は相変わらず高い人気をキープしていますね。私も地元の友人のアレンジで、レストランやエンターテインメント、ゴルフ、エクスカージョンなど、超有名どころから知る人ぞ知る穴場までさまざまなソウルの「顔」を体験し、みなさんにも報告してきました。でも、なかなか機会がなくて行けないところもあったのです。それが済州島。このたび、ほんのショートステイではありましたが、ようやくその念願が叶いました!

先見性ある軍事政権がもたらした恩恵

済州島は韓国最大の島にして、初となる特別自治道。その昔は独立国として独自の歴史や文化を育んできた場所で、現在はちょうどまん中あたりから北が済州市、南側が西帰浦市になっています。自然に恵まれた風光明媚なこの島に大きな変化が訪れたのは1979年。国家プロジェクトとして中文観光団地の開発が始まったのです。まず登場したのがハイアットリージェンシー済州。断崖の上、大海原を一望する絶景ポイントを独占しています。その後もシーラ、ロッテといった韓国名門がオープンし、現在では国を代表する高級リゾートエリアになりました。この開発成功の背景には、将来を見越したパク・チョンヒ大統領時代に敷かれていた森林伐採の規制がありました。おかげで島の西側は乱開発を免れ、南国のような特殊な環境が保たれることになったのだ・・・というのが韓国の友人の話。なるほどねえ。

私は往路を釜山経由で入りましたが、飛行機は満席。ほとんどがローカル客です。豊かな自然、年間を通じての寒暖差が比較的少ないことなどから、韓国のハワイとも呼ばれる済州島。ハネムーナーはもとより、厳しい冬を知る人々にとっては絶好の保養地なのでしょう。また学生にとっては、自然遺産に登録されているハルラ山への学習旅行先としても定番なのだそうです。私が滞在していた間も、ピーカンとまではいかずとも穏やかな日和で、まさしくリゾート気分でありました。

済州島は本当に過ごしやすいのか

ところが、知人がふと漏らした言葉は「本当は済州島は雨が多いし、風も強いから、実のところ365日中の300日が天候に恵まれないんですよ」。えっ、だって、こんなに快適なのに・・・といぶかると「今回は例外中の例外です!」とキッパリ(笑)。365日中360日が晴れといわれるスペインはマヨルカ島と正反対じゃありませんか。なぜそんな不穏な気候なのに、人々がこぞってやってくるのでしょうか。真相を解明すべく、次回はぜひ天気の良くない日に滞在しなければなりませんな。

のんびりするなら中文エリア

今回過ごした中文エリアは空港からリムジンバスで約50分とやや距離があり、ショッピングや周辺散策を楽しみたい人にはちょっと物足りないかもしれません。しかしラグジュアリーなホテルでのんびりくつろぎたい人や、ゴルフを目的にする人にとっては、実に理想的な環境です。よって中文リゾートをベースにアクティブに動き回りたいのなら、レンタカーの利用がおすすめ。道路はきちんと整備されているし、交通量も比較的少ないので、左ハンドルさえ慣れてしまえば自由自在ですよ。

ホテルはロッテをチョイス。広い客室、充実したファシリティと、まあ言うことナシではありましたが、チラリと見学に行ったシーラがすごかったですねえ。さすが日韓首脳会談の会場として使われただけあって、格式やノーブルな雰囲気は圧倒的。スタッフの教育も徹底的に行き届いています。それに比べるとロッテは、もうちょっと大衆的というか、よく言えばとっつきやすい(笑)。気楽に過ごせるデラックスリゾートです。

思わず無口になる海鮮料理

済州島といえば、新鮮な魚介類を使った海鮮料理や黒豚が有名です。超グルメの友人が連れて行ってくれたのは、ホテルから車で約45分、すぐにはわからないような8卓ほどの小さな店。元水泳チャンピオンだというオーナーが、仕入れから調理まですべてひとりで手がける、地元の人しか知らない知る人ぞ知る名店なのだとか。ワタクシ2晩連続で連行されました(苦笑)。

1 日目のハイライト(!?)は刺身。タチウオか何か・・・よくわからないのですが、匂いはキツイし大変にくどい味。サンチュで包んで食べるも、すぐにギブアップしてしまいました。2日目のメインはぶつ切りのタコや魚介類が山盛りになった海鮮鍋。一口食べてガツーン! いやはや強いというか濃いというか・・。それ以降は、もはや何を食べても同じ味。参りました。でも降参しているのは私だけで、どのテーブルでも学生や会社員が同じような鍋をモリモリ食べているんですなあ。さすがバイタリティあふれるコリアン。パワーの差を痛感しました。

奥が深いゾ! 済州島

他にも、ただ豪華なだけでなく高い創造性を感じさせるゴルフ場をはじめ、海や山を舞台にした多彩なアクティビティ、民族村や火山・洞窟などの景勝地、もっとディープな島料理と、私が知らない済州島の魅力はまだまだたくさんありそうです。ぜひ近いうちに再訪して未踏のエリアにも足を伸ばし、興味深いリポートを お届けしたいと思います。楽しみにお待ちください。

花鳥風月

花鳥風月 済州島のシンボル、トルハルバン

シーラホテルを訪ねた時、帽子をかぶったオジサンのような石像が鎮座していました。これはトルハルバン(石のおじいさん)と呼ばれる、済州島のシンボルのようなもの。初めて造られたのは1754年頃、でもトルハルパンという名前が正式についたのは1971年なのだとか。この正統トルハルバン、済州島には全部で 45体あるそうです。帽子をかぶり、手をお腹に置いている愛嬌のある形は共通ですが、大きさや表情はそれぞれ異なっており、大きいものだと2m近くあったでしょうか。

町や家の入り口の守護神、女性の「気」が強いハルラ山に対抗するための男性の象徴などいろいろな説がありますが、新婚夫婦には子授け神のような役割も果たすようで、帽子と鼻に触れば男の子が、耳と口を触ると女の子が授かるそうな。この石像はとても神聖なもので、かつては通り過ぎるときにわざわざ馬から下りて敬意を表したそう。何だかポリネシアのティキやイースターのモアイ像と似ていますよね。もしかすると遠い先祖は同じだったりして!? 済州島の不思議は、こんなところにもありそうです。


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