ミスターMのおいしい旅の話「次の旅はここへ行け!」
Vol.19

Vol.
19

リゾートライフの神髄を知る人こそ行きたい楽園ランカウイ

Four Seasons Resort Langkawi

みなさん、ご無沙汰しておりました。マダムの報告は誇張でなく、本当に息つくヒマもなく西へ東へと旅を続けてはや数カ月。目的地滞在中はぎっしりアポイントメントが入っているため、ゆっくり過ごすことなどとうていできない私にとって、搭乗中は貴重な骨休めタイム・・・と思っていたのに、飛行機での移動は意外なほどストレスや疲れがたまるのですね。なんと、体の弱い部分を狙いすましたかのようにドカンと影響が出て体調はボロボロ、またもや青息吐息の日々であります。

ランカウイはリピーターが少ないという理由は?

それでも、やっぱり旅はやめられません。とりわけアジアは、発展著しくても昔日のままでも、行くたびに新しい発見があって心が躍る素敵な国が多いのですから。今回、私のハートをがっちり掴んだのは、実に二十数年ぶりに訪れたランカウイでした。聞いたところによると、ランカウイはリピーターになる人が極端に少ないのだとか。一度行くとそれで「もう、いいや」となってしまうらしいのです。しかし現地のハイクラスのリゾートはヨーロッパ人でいっぱい。つまり、リピーターにならないのは日本人ということなのでしょう。

私のランカウイ滞在はたった3泊でしたが、その理由が何となくわかったような気がしました。ゴージャスなリゾートを求めてここに来る日本人が滞在するのは、島の北部にあるダタイ、アンダマン、タンジュン ルー、そして新たに登場したフォーシーズンズといったラインナップではないでしょうか。そして、これらのリゾートに共通する特徴、それが「もう、いいや」の原因となっているのです。

マレーシアのリゾートの中でも特異な位置にいる島

ランカウイは地図を見るとこぢんまりとした島ですが、マレーシアのリゾートアイランドの中では特異なポジションを占めています。かつてクアタウンで医師をしていたのが、かのマハティール元首相。彼は就任後にランカウイへの観光客誘致に力を入れ、さまざまな特典や規制をここに設けました。最大のポイントが間接税の廃止です。そしてビーチでの物売りや勧誘の禁止。さらに開発地域は全体の35%以下と定められ、すべての施設がこれに従い環境を損ねないようさまざまな配慮と工夫を凝らしています。だからペナンのように工場やら高層の建物がゴチャゴチャ並ぶといった事態にもならず、相変わらず時が止まったようなのんびりとしたムードが漂っています。私も空港から車で出たとたん「二十数年前と全然変わってないじゃないか!」とびっくりしたものです。

アクティブ派には向かないロケーション

賑やかなクアタウン、バックパッカー向けのコテージやバンガローが密集するパンタイ・チェナンとパンタイ・テンガー・・・ランカウイの各エリアは小さいながらも際立った特徴を持っています。そして「これぞランカウイ!」という象徴的な存在が、ラグジュアリーリゾートの点在する北部ビーチエリア。そう、ポイントは「点在」という言葉。先に挙げた著名リゾートはジャングルのような広大な敷地とプライベートビーチを有しており、それぞれが隔絶された環境に位置しています。だから、ちょっと歩いて隣のホテルへ・・・なんてとても無理。しかも延々と続くエントランスロードを抜けたところで、流しのタクシーなぞいやしません。

こんな気軽にお出かけとはほど遠いロケーションでは、することといったらプールやビーチで終日ゴロゴロのみ。もちろん食事は併設のレストランです。これって、日本人がいちばん苦手なパターンではありますまいか。欧米人のように「何もしない」「毎日同じものを食べても平気」なバカンスなんて考えられない。買い物に、観光に、アクティビティにと目一杯動き回ってこそ、という人にとっては、2泊もすれば充分。飽きちゃうんですよね。

格の違いを見せつけるフォーシーズンズ リゾート ランカウイ

私は反対に、ランカウイのラグジュアリーリゾートは、何もすることがないところだからこそ滞在する価値があると思うのです。特にフォーシーズンズ リゾート ランカウイはその筆頭かもしれません。いや、ここはすごかった。バリ、サムイ、フアラライなど近年登場したフォーシーズンズのプロパティの中では、ランドスケープといいサービスといい破格の存在ではないでしょうか。まあ料金もランカウイの中では「破格」ではありますが、それだけのお金を払っても惜しくない1軒なのです。

フォーシーズンズ リゾート ランカウイは、モロッカンスタイルがミックスしたような独特のエキゾティズムを感じさせるデザインです。敷地内には人工的な色合いがほとんどなく、客室もアースカラー主体。ファブリックも草木染め風の、実に渋い大人好みの色合いです。そこに置かれているのが、クラシカルなイメージのヨーロッパスタイルの腰高のベッド。どのカテゴリーもゆったりとした間取りですが、おすすめは何といってもプールヴィラです。真っ青な海、白砂のビーチを独り占めしたようなデッキテラス、ガラス張りのワーキングスペース(備え付けPCアリ)、周辺にクッションが敷き詰められたジャクージバス、専用トリートメントベッド、インサイド・アウトサイドレインシャワー、広?い読書室のようなトイレ、もはや言うことナシの贅沢さ。

「空間」「時間」「サービス」にお金をかける贅沢を知ろう

さらに目を見張らされるのがゴージャスなスパです。トリートメントルームの1室ごとに専用ロッカールーム、シャワー、トイレ、スチームルーム完備。あまりに広い場所に置かれると人間はちょっと萎縮してしまうものですが、空間造りの巧みさ故か的確なサービス故か、不思議なことにここではそれが全く気にならないのです。また施術に関してもパーフェクトな環境を提供するため、スタッフが実に細々したことまで声をかけてきます。トリートメント後には、ウエイティングエリアの向かいにある池の中に設けられた大きなバレで気の向くままにゆっくり過ごすことも。やはり、何もかもがとことんゴージャスなのです。

この空間とサービスを満喫するためには、リゾート内でひたすらゆっくりした時間を過ごすことに楽しみを見いだせないと難しいかもしれません。ショッピングや観光ではなく、空間と時間とサービスに投資する。その良さがわかる人にとって、フォーシーズンズ リゾート ランカウイは極上の場所になるに違いありません。リゾートライフの神髄を知る人、知りたい人が今こそ行くべきリゾート。それがフォーシーズンズ リゾート ランカウイなのです。

花鳥風月

ランカウイのロマンティックディナーは「サフラン」で

屋台や手頃な飲食店がほとんどないランカウイの北部エリアでは、リゾート内のレストランを食べ歩くのも気分が変わっていいものです。私のイチ押しはタンジュン ルー リゾートにある地中海料理レストラン「サフラン」。このリゾートはランカウイ北端の隔絶された場所にありますが、気が向いたからといって出かけていってもテーブルを確保することはまず無理だと心得るべし。なにせ、ほぼ毎晩予約でいっぱいなのですよ。特に、素晴らしいサンセットが眺められるオンザビーチのテラス席は最高のムード。洗練された料理の数々も印象的です。が、もっと驚いて欲しいのが驚異的とも言えるワインリスト。なぜここでマルゴーが!? シャトーラフィットが!? と目を疑うような品揃え。タックスフリーの恩恵がこんなところにももたらされているのですね。私はピノ・グリーニョのスプマンテをすすめられ、ほぼ1本飲んでしまいました。これが辛口で保存状態もよく、信じられないおいしさでした。唯一の難点は、帰りにタクシーがなく、リゾートのリムジンを使わざるを得なかったこと。ここらへんが便利になるといいんですけどねえ・・・。


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