マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.28

Vol.
28

ブッフェ式ブレックファストのルール&マナーの巻~

みなさま、ご機嫌いかがですか?「おいしいものをちょっとずつ」食べたいマダムヨーコでございます。でも、ちょっとずつがたくさん集まれば、大量になってしまうことをお忘れなく。

ブッフェとバイキングは同じようで微妙に違う

さて、そんな前フリからはじまる、今回のテーマは「ホテルの朝食」。 1日のはじまりといえば、忘れてはいけないのが朝食。しかも海外のホテルの朝食はほとんどがブッフェスタイル。以前にホテルの朝食は手ぶらでGOというお話をしましたところ、意外なほど反響があったのでございます。そこでお便りも交えながら、海外ホテルでのブッフェ朝食パーフェクト攻略法をご紹介しちゃいましょう?というわけなのです。

まずブッフェについて確認を。用意されたメニューを自由にとりわけて食べるスタイルをブッフェ(バフェ、ビュッフェとも表記されます)といい正式な形式は立食ですが、ホテルの朝食では着席が一般的です。発祥とされる地域はさまざまですが、用意された料理を大勢で取り分けるというのがその起源のよう。つまり限りのある量を、みなで分け合って食べるのが基本ということ。このスタイル、日本ではバイキングという呼称で定着しているのはご存じの通り。しかし「バイキング」には、そのネーミングからして「強奪」「独占」「精根尽き果てるまで」のイメージが漂います。実は、この認識こそがガビーンとなるようなマナー違反に結びついてしまうんですのよねえ。では、朝食ブッフェでは、どうふるまうのがエレガントなのでしょうか。

これだけはマスト! ブッフェ攻略ポイント

コールドミールがメインのコンチネンタルに対し、フルブレックファストの場合は豊富なメニューに目移りして大変! まあ、落ち着いて落ち着いて。料理のレイアウトを観察すると、オードブル、メイン、デザートとカテゴリーごとにまとまって並んでいるはず。ですからコース料理と同じ順番で食べていけばいいのです。気をつけるポイントは以下の通り。冷たいものと温かいものを同じお皿に盛らない、一皿に取るのは2~3種類をめどにお皿の中央にきれにまとまるように置く、一皿食べ終えるごとに新しいお皿を使う。ね、簡単でしょ? 反対にやってはいけないことといえば、一種類の料理だけを大盛りにする、他人の分まで盛ってくる、食べ残す。そうです、これらは同じ料理をみなで取り分けて食べるという基本を大きく外れた行動。もちろん料理がなくなれば追加されますし、好みのものを何回取りに行ってもかまわないのですが、ブッフェのマナーは「元を取る」「食べ放題」とは全く異なったニュアンスであることを肝に銘じておいてくださいね。

朝食ブッフェで、「歩きながらの飲食(特に飲み物)、お代わりを取りに行くとき口をモグモグさせているなど、ある意味基本的なことが守られていないのでご指摘を」というお便りをくださったのは一皿居士様(うまいっ。皿一枚やっとくれっ)。いますいます。ドリンクバーでジュースを注ぎながら飲みほしてるビジネスマン。リスですか! と突っ込みたくなるようなほっぺたプックリ青年。さらには、テーブルの前に立ちはだかって、大声でしゃべりながらグワシグワシと料理を盛り上げている妙齢のご婦人軍団。取るだけ取って大量に残してしまうお嬢さん方。どれもこれもアウトです。さらに超アウトなのが自分はどっかり椅子に座ったまま連れ合いに料理を運ばせたり、周りのことなど全く気にせず爪楊枝を使い始めるオジサン! んもう、許せません。退場ざます。

席をはずす時はナプキンとカトラリーで合図

続いて「料理を取りに行っている間にテーブルを片づけられてしまった」という嘆きのレポートはあどりあーな様から。再び席を立つ時はナプキンを椅子の座席に置くか、背もたれにかけておくと「まだ、いま?す」の合図になります。もしくは使い終わったお皿の上にナイフとフォークをハの字に置いておくのも有効。席に戻れば使用済のお皿は下げられ、ナイフとフォークはカトラリーレストやパン皿にセットされているはずです。繰り返しますが、お皿は使い回さないこと。使い終わったお皿はそのままテーブルに置き、料理は手ぶらで取りに行きましょう。

朝食に手ぶらで行くための安全管理術

手ぶらといえば、前々回の朝食に行く時にバッグは不必要ですというお話について、Kanko様からご質問がありました。「毎回ジャマだと思いながらも、もし朝食中にルームクリーニングが入ったら(実際朝食から帰ってきたときにすでに終わっていたことあり)と思うと、貴重品を部屋に置いていくわけにいきません。たとえ、セーフティボックスがあっても暗証番号式でなければ信用できないですし、3星あたりだと金庫もありません。Don't disturbを掛けてもやはり心配で・・・。こんな心配は不要なのでしょうか?」

そうですわねえ、ちょっと心配しすぎかしら。自分で選ぶなら評判の悪いホテルなぞ絶対に利用しないはずですし、一流といわれるホテルならチップ以外は、コインですら出しっぱなしにしておいてもなくなる心配はありません。オーソドックスな方法としてはKanko様がおっしゃるとおり「Don't disturb」のサインを出しておくことですわね。これで朝食中に入室されることはほぼありません。それでも心配な場合は、貴重品をスーツケースに入れて鍵をかけておくとよいのでは? これなら部屋にセーフティボックスがなくても安心です。マダムはたいがいこの2パターンで対応しています。それでもなお不安だったら、仕方ありません。持参して朝食に出かけるしかありませんわね。その際はできるだけコンパクトに収納しましょう。肩かけで脇に挟める大きさのポーチか小さめのポシェットがベスト。ボリュームのあるバッグ類は、料理を取り分けに行く時に邪魔なだけでなく、他人の迷惑にもなりますものね。

笑顔で挨拶すればリクエストも通りやすい

朝食は自分でサーブするブッフェであろうとも、窓際や見晴らしのいい席でいただきたいものです。なのに、案内されたのは隅のほうの冴えないテーブル・・・。日本人は黙って従ってしまいがちですが、不満だったらアピールするべきです。「窓際がいいのですが」「あちらの席に座ってもいいですか?」と、スタッフに希望をはっきり伝えてみましょう。ここでも肝心なのはファーストステップです。入店の際、スタッフとの対話をにこやかにしていますか? よく見かけるのが、あいさつをされても無表情、黙ってクーポンやルームキーを突き出す、人数を聞かれて指で示すといった「意地でも口は開かないもんね」系の日本人ゲスト。これでは、親切にしてあげたいなんて気持ちはわいてきません。当たり前ですわよね。笑顔で「グッドモーニング!」は基本中の基本。そんなこともできないイイ大人に、あれこれわがままをいう権利はありませんっ!

ホテルの朝食にこだわるなかれ

目が飛び出るほどおいしいわけでもないのに、食べないとなんだか損をしたような気になるホテルの朝食。不思議ですわよね?。マダムが好きなのは高級ホテルやリゾートの趣向を凝らしたブレックファスト。料金に朝食が含まれていなくても、滞在中に一度は足を運んでみます。シャンパン付き、メインのみアラカルト式、絶品ローカルフード等々、また料理はもとより年代物のボールルームや貴賓室を使った実にロマンティックな朝食室や素晴らしい景観が広がるテラスなど、ロケーションが魅力的なケースも捨てがたし。3スタークラス以下のホテルに滞在するときは、反対にあえて朝食なしにすることも多いですわね。周辺の屋台に突撃してみたり、遅めに起きてレストランでちょっと豪華なブランチを楽しんだりもします。どうも「ホテルに泊まるなら朝食付きでなければ」とこだわる方が多いようですが、時には外に飛び出たほうがずっと満足度が高い朝食に出合えることもありますのよ。ぜひ視野は広めにお保ちくださいな。

ブレックファスト(breakfast)の「ファスト(fast)」は断食の意味。睡眠による断食をブレークし、脳や身体を目覚めさせてエネルギーをいきわたらせる大切な役割を担っている朝食。となりに西欧人が信じられない量を食べていようとシリアルとフルーツのみですませていようと、惑わされ踊らされることなく、自分の体調と相談してベスト&エレガントな朝食タイムをご満喫くださいね。またアップルのサイトにはもっと朝食を楽しむためのヒントも掲載されています。こちらもご参考に。それでは、みなさま、また来月。Ciao!


聞かせてあなたの声を

先日スカーレット様から、マダムはホテルの予約はどーしてるの? 失敗談や苦悩談(くのうだん、て・・・ウケました)を聞かせてください?というお便りをいただきました。これについては、次号のメルマガでどーんとメインで取り上げたいと思います。スカーレット様、しばしお待ちくださいませね。
そしてマダムからみなさまにお願い。ねえ、みなさま、海外旅行の時におみやげで悩みませんこと? マダムは、まれに見る「おみやげ下手」人間のため、いつもおみやげのことを考えると暗い気持ちになるのです。みなさまは、海外旅行のおみやげ、どうしてます? どう考えておられます? マダムに上手なチョイスのコツとか、「こう考えれば楽」みたいなアドバイスをいただけませんでしょうか? お便り、お待ちしておりまーす!!

使えるワンポイント英会話

前々回のこのコーナーで、ナンパなどを撃退するフレーズとして「What's the hell are you talking about?」を取り上げたところ、関様より「これはあまりよい表現ではなく、相手の怒りを買う可能性大です。『しつこい男性に』等とありましたが、気をつけないと逆上され、かえってトラブルになりかねないと思います」とのご指摘をいただきました。確かに決して上品とはいえないフレーズですが、時には身の安全と自身の尊厳を守るため、あえてキツイ言い方をしなければならない場合もあります。よって、このフレーズはそうした「万が一」のためのストックとして覚えておいていただくよう訂正いたしますわね。関様、ありがとうございました。一般的なシチュエーションで相手にうんざりさせられたら、「もういいわよ」「いい加減にして」という意味の「That’s enough.」で対応したほうが無難かもしれません。また、よりエレガントかつ効果的な拒絶のフレーズをご存じの方は、ぜひご教授くださいませ。

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今週の旅格言

「1日を幸せにしたいなら朝食からはじめよ」はじめよければ終わりよしというように、すべての吉凶はファーストステップにあり。ハッピーな朝食タイムを過ごして、気持ちのよい1日を!


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