Vol.
6
有能なマイ・ベスト・バゲッジを見つけよう!
みなさま、ごきげんよう。マダムヨーコでございます。さてさて今日は、旅の大切なお伴、そう、バゲッジのお話です。みなさまはどんなバゲッジをお使いかしら?そしてロストバゲッジにあわないためには?
ハードorソフト、あなたのお好みはどちら?
ところで、みなさまの旅のお供はどんなバゲッジかしら?マダムは旅先と日程にあわせてショルダータイプのソフトバッグ、やや小型のキャスター2個付きスーツケース、中型の4個キャスター付きスーツケースを使い分けております。スーツケースといってもポリエステル系のソフト素材。クラシックでシンプルなデザインのものを愛用しています。色はいつも悩むのですが、やはり汚れが目立たず使い回しがきく黒を選んでしまいますわね。
実はマダムは海外にひんぱんに行くようになってから7年ほど、頑なにショルダータイプのソフトバッグにこだわっておりました。今となっては「なぜ?」と思うのですが、キャスター付きはわたくしの美意識が許さなかったのでございます!かといって荷物を運んでくれる執事が同行するとか、移動はすべてショーファー任せという、ヨーロッパ貴族のような旅などできるはずもなく・・・。アウアウ言いながら重い荷物を担いで動いていたのですわ。おバカですわね。ま、時には心優しきボーイフレンドがフォローしてくれましたけれど。ホホホッ。
スーツケースは4個キャスター付きがおすすめ
しかし、ですわ。大量のビジネス書類を持ち運ぶとあっては、もはや手軽なショルダータイプにも限界が。そこで泣く泣くキャスター付きを購入したのですが、使ってみればなんと快適!なんと便利!マダム遅ればせながら開眼いたしました。ちなみに、今日ではワールドスタンダードともいえるキャスター付きスーツケース、発明したのは日本のメーカーだったということをご存じかしら?んもう、素晴らしい!さすがニッチ商品(?)を開発させたら日本人は世界一ですわね!
さて、そのキャスター付きスーツケースですが、マダムがなにゆえソフト素材を選ぶのかといいますと、フォルムにある程度の自由度があるため、かなり強引にパッキングしてもばっちり収まるという柔軟性が最大の理由。そして真実かどうかわかりませんが「ハードは空港で手荒く扱われる」という俗説をちょっぴり信じているからでございます。キャスターは押して歩けて、方向転換もスムーズな4個付きがおすすめです。比べてみるとわかりますが、負担の度合いがかなり違いますのよ。とはいえソフトタイプにも欠点があります。特にサイズが大きくなればなるほど顕著ですが、持ち上げた時にぐんにゃりしがちで、逆に扱いづらいこと。また椅子代わりに腰かけることができないという点です。スーツケースに腰かけるのはあまりお行儀よくありませんが、疲れている時はどうしても・・・ねえ。
内部構造はシンプルな方が使いやすい
最近は機能性に優れ、いろいろな工夫が凝らされたスーツケースがたくさんあります。けれどマダムはあえて申します。内部はフラットかつ仕切りやポケットが少なければ少ない方がいい!上手なパッキングのポイントは、いかに隙間をなくして荷物が動かないようにするかにかかっていますから、思い通りに空間を調節できるシンプルな造りのものこそベスト。精密機器用のウレタン付き収納ケースやら、スーツ用のガーメントなどいら?ん!わたくし、あまりの邪魔さに業を煮やして、付属品を裁ちバサミで切り取ってしまった経験ありますもの。だって、お洋服は風呂敷や大判のスカーフをうまく使えば、シワにならずきれいに持ち運ぶことができますのよ。
ロストバゲッジを防ぐスーツケースのひと工夫
あ?、やっと到着した!って荷物が出てこないじゃん!これが魔のロストバゲッジ。帰国便ならまだしも往路でこんな目にあったら、泣くに泣けませんわね。もちろん航空会社の手違いが大半ですが、預ける側にも注意すべき点があります。多数のバゲッジを扱う現場スタッフの混乱を招かぬよう、過去の旅行の時に付けられたタグ(ホテルの控えも含む)は全部外しておく、そして航空会社のシールなども、なるべく貼らないことです。ケースの外観は常にスッキリ、いつもアナタ(その時々に利用する航空会社)色に染まりますワ、の心意気で望んでくださいませ。
また自分の名前や住所を書いたタグを付けるのも、できるなら控えた方がいいかもしれません。ある意味個人情報ダダ漏れですし、本人になりすましてピックアップされるなんていうことも・・・。これこそシャレにならないロストバゲッジ!どうしても書いておかないと安心できないという方は、手配をしてくれた旅行会社や勤務先などを、緊急連絡先として記載することをおすすめします。他にも、旅の準備の際に一通り目を通しておきたいのが「お役立ちリンク集」。旅慣れてくると、つい疎かにしてしまいがちな、基本的かつ大切な情報が満載です。お訪ねあれ?。
◆旅の準備に、出発直前に必見!旅のお役立ちリンク集
ふだんはクローゼットにひっそりとたたずんでいるバゲッジ。日常品ではないけれど、しっかりこだわって、有能かつ愛すべき一品を見つけてくださいね。くれぐれも迷子にさせないようにも気をつけて!次回はスマートなパッキングのノウハウや旅先での必需品について、マダムの極意(大きく出てみました)などをご紹介をいたしますわ。それでは、みなさま、Ciao!
マダムのハートに灯をともしてくださる嬉しいメールの数々!マダムのパワーの源でございます。学生マダムのTSUCHIYA様、今頃フィジーとニューヨークかしらん?旅先での危機回避には、いろいろな感想をいただきました。メモまで取って読んでくださったのはOGO様、ありがとうございます。いーたん様からは、旅行先では現地で買った服を着用するというアイデアを。木は森に、の発想でございますわね。ナイス!リンリン様、マダムはフィリピンも攻略済みでございます。そのうち「女性でも楽しいマニラ」のお話をいたしますわね。タオルミナのホテルで雨漏り大洪水に見舞われた匿名希望様(証拠写真に驚愕!)、お怒りお察しいたします。ぜひアップルの「投稿欄」にもご意見をお寄せください。これからのみなさまの旅に幸あらんことをお祈りしております。
使えるワンポイント英会話
スーツケースの重量が規定をオーバー、なんとか詰め替えてみたけれど、追加料金の支払いは必至。粘って粘って交渉したところ「では、この金額でいかがでしょう」と相手が譲歩してくれた。こんな場合の締めに使いたいフレーズです。「それでよしとしましょうか!」「それで納得します!」といった意味の、手打ちを宣言する言葉です。お店などでのディスカウント交渉時にも応用できますね。
「バゲッジ選びはお部屋探しのように」バゲッジは、旅するあなたの「動くお部屋」。意外と気軽には買いかえられないものなので、見た目や値段だけで判断せず、あらゆるシチュエーションを想定して納得のいくまで検討すべし、です。
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