グランドキャニオンで満点の星を楽しむ~おすすめ天体観測スポットと周辺ホテル

グランドキャニオンで満点の星を楽しむ~おすすめ天体観測スポットと周辺ホテル

自然の驚異とパワーに満ちたグランドキャニオン。そのもうひとつの神秘に触れてみたいなら、日が落ちるのを待ちましょう。顔を上げれば目に飛び込んでくるのは宝石のような星・星・星!壮大なスケールで繰り広げられる、天体ショーのはじまりです。

※情報は掲載時のものです。その後変更となっている場合がありますのでご了承ください。


【第1章】グランドキャニオンの「夜」

写真:グランドキャニオン国立公園の星空

写真:グランドキャニオン国立公園の星空

高台から望む壮大な大自然の芸術、崇高ささえ感じるサンライズ&サンセット、アメリカ最大の公立公園グランドキャニオンの楽しみ方は早朝から夕暮れまでつきることはありません。ところがここには、日中の活動を我慢してでもチャレンジしてみたい、極上のアトラクションもまた存在します。それが真夜中の天体観測なのです。

グランドサークルは、最高の星空観測スポット

写真:グランドキャニオン国立公園の星空

写真:グランドキャニオン国立公園の星空

グランドキャニオンは、空気中に水分やチリが少なく標高があり、近くに人工の光が少ないという、美しい星空を観察するための条件をしっかりクリアしている数少ないエリア。その魅力に気がついた人々による「夜空保護」が定着しつつあり、「美しい星空をじっくり見てみたい!」という観光客に向けて、工夫を凝らしたプログラムが行われています。

満点の星が心の中に落ちてくる

写真:ブライスキャニオン国立公園の星空

写真:ブライスキャニオン国立公園の星空

とはいえ星空の楽しみ方は人それぞれですから、高度な天体知識がなくても全く問題ありません。奇跡の瞬間を狙っての写真撮影、暗闇の中でのスケッチ、恋人や家族でのんびりとおしゃべり・・・。ふだんは見ることのできない満点の星を眺めているだけで、あっという間に時間は過ぎてしまうはず。難しいお題目は全部忘れて、たたひたすら美しい星々にノックアウトされてみませんか?

【第2章】いざ、星を見る旅へ!

◆星空観察のベストポジションは公園内

グランドキャニオンで星を見るためには、夜をそこで過ごすことが大前提。疲れてきたらすぐに眠りに帰れるように、公園内の宿泊施設を手配するかキャンピングカーやキャンプ道具を用意してキャンプ場で過ごすことができれば文句なし。

しかし、いずれも競争率が高く、かなり早めの手配が必要。また予約方法も限られているため事前にきちんと情報収集をしてください。

<グランドキャニオンのキャンプ場>

【マーサーキャンプ場】
サウスリムのマーケットプレイスの南約300メートル。近くにシャトルバス停留所あり。キャンピングカー向けですが、テントを張ることもできます。近くに銀行やカフェ、ギフトショップ、シャワー、コインランドリー等の施設があり便利。年中オープン。有料。

【トレイラーヴィレッジ】
マーサーキャンプ場の隣で、キャンピングカー専用。年中オープン。 有料。

【デザートキャンプ場】
イーストリムの終点で東口ゲートの近く。近くにカフェや展望台(ここからの夜空の眺めが素晴らしい)あり。予約不可のため早い者勝ち。場所取りは朝からしておくこと。5月~10月下旬のみオープン。有料。

◆公園内でどうしても予約が取れない!

世界中から観光客が集まるため、グランドキャニオン内での宿泊手配が無理というケースは少なくありません。またわざわざキャンプ用品やレンタカーを手配するのもわずらわしいという人もいるでしょう。そんな時は周辺エリアで宿を求め、現地ツアーに参加するのが賢い方法。

公園内宿泊ありのショートトリップなら、夜に宿の外に出て手軽に星空観察ができそうですし、ディナーや本格的な観測機器を用意した、天体観測メインの企画もたくさんあります。特にトゥシヤン、フラッグスタッフ、ウィリアムズなどは個性的なツアーが見つかる確率が高い場所。インフォメーションセンターでの情報収集とともに、宿泊拠点の第二候補として考えてみてください。

ブライスキャニオン国立公園 (Bryce Canyon National Park)

写真:ブライスキャニオン国立公園の星空

写真:ブライスキャニオン国立公園の星空

夕陽を受けてピンク色に輝く奇岩群が有名なブライスキャニオンは、天体写真の構図に凝りたい人におすすめの場所です。アメリカでも美しい星空が観察できる場所として知られており、新月に合わせて専門家による星空観察階などのイベントも開催。訪問時期が新月に近ければ参加するチャンスを逃さないで!

ナチュラルブリッジ国定公園 (Natural Bridges National Monument)

写真:ナチュラルブリッジ国定公園の星空

写真:ナチュラルブリッジ国定公園の星空

別名「世界初のダークスカイパーク」。最も暗い空を持つだけあって、星空観察には最適。一晩で7500を超える星を肉眼で見ることができるのだそう。夏季の目玉「ナイトスカイプログラム」は、天文のプロたちが星を解説してくれる興味深いイベント。ビジターセンター前で日没頃からスタートし、所要時間は約2時間。参加は無料です。

フラッグスタッフ (Flagstaff)

写真:フラッグスタッフ近郊ウパッキ国立モニュメントの星空

写真:フラッグスタッフ近郊ウパッキ国立モニュメントの星空

グランドサークルへの玄関口であるここは、夜空本来の姿を取り戻すべく、アメリカで初めて「ナイトスカイ条例」を実施した町。宿泊と交通の通過点というイメージがありますが、もし宿泊するならぜひ夜中に部屋から外に出てみてください。大都市とは比べものにならないほどの美しい星空が広がっているはず。星空への興味もがぜん高まってきそうです。

【第4章】 星空を見るおすすめホテル

国立公園内だけでなく、公園の外や訪問の起点となるゲートシティにも素敵なホテルが多数あります。ここでは、公園へのアクセスもよく便利なホテルをご紹介します。

◆グランドキャニオン国立公園(サウスリム)周辺のおすすめホテル
(1)グランド ホテル アット ザ グランド キャニオン

グランド・キャニオン国立公園の入口より約1.6kmのところに位置するホテル。ロビーに足を踏み入れれば、石造りの暖炉と壁にかざられた動物の剥製に出迎えられ、ワイルドな雰囲気満点です。プールやジムも充実しているほか、夜は館内のレストランでカウボーイのショーなども行われます。

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(2)ホリデイ イン エクスプレス & スイーツ グランド キャニオン

グランドキャニオン国立公園のサウスリム入口から車で約5分のところにある3つ星ホテル。国立公園へのアクセスの良さからリピーターも多い人気ホテルです。シンプルにすっきりとまとめられた客室は清潔感もあり、快適。館内にあるプールは、大きな窓から大自然の景色が楽しめます。

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(3)ヤバパイ ロッジ イースト

なんといってもグランド・キャニオン国立公園内にあるのが一番の魅力。グランドキャニオンビレッジから北東へ約1.7kmのところにあるロッジタイプのホテルで、贅沢さはありませんが客室は清潔感があり、大自然に囲まれてゆったりと滞在できます。

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(4)ベスト ウェスタン プレミア グランド キャニオン スクワイヤー イン

グランドキャニオン国立公園のサウスリムまで車で約20分のところにあります。ゆったりと広い敷地内には、屋内・屋外プールをはじめジムやボーリングセンター、ビューティーサロン、ギフトショップなど様々な設備がそろっています。ハイウェイ沿いにあるのでレンタカー利用の旅に便利。

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◆ブライスキャニオン国立公園周辺のおすすめホテル
(1)ベスト ウェスタン プラス ブライス キャニオン グランド ホテル

ブライスキャニオン国立公園のエントランスまで約1.5km、ハイウェイ63号線から少し入ったところに位置するホテル。ロビーは天井が高く太い梁がめぐらされ、どっしりと落ち着いた雰囲気です。客室もゆったりとした広さで設備も整っています。屋外プール、コインランドリーなどあり。

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(2)ベスト ウェスタン プラス ルビーズ イン

ブライスキャニオン国立公園の外側約1.6kmにある大型のモーテル。スーパーやレストラン、ギフトショップなどがあり、必要なものは全てそろうほどの便利さ。すぐ近くにはガソリンスタンドもあるので車での移動にも安心です。他に、ジムやプール、コインランドリーなども完備。

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◆フラッグスタッフのおすすめホテル
(1)エンバシー スイーツ バイ ヒルトン フラッグスタッフ

フラッグスタッフの市内中心部にある全室スイートタイプのホテルです。客室はシンプルで清潔感があり、キチネットはシンクや冷蔵庫が付いているので、本格的な調理はできませんが何かと便利です。家族連れや長期滞在にもおすすめ。周囲はホテルやレストランも多く集まるエリア。

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(2)ホリデイ イン エクスプレス フラッグスタッフ

フラッグスタッフの中心部より東に約1.6kmほどのところにあるカジュアルなホテルです。ロビーやレストランは明るい色合いでまとめられ、開放感のあるインテリアです。客室もブルーを基調に落ち着いたインテリアで、必要なものがそろっており、快適に滞在できます。

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(3)リトル アメリカ ホテル フラッグスタッフ

フラッグスタッフのやや郊外、ハイウェイの出口のすぐ近くにあり、グランドキャニオン国立公園など、周辺地域へのアクセスの起点としては最適な立地です。杉林に囲まれた広大な敷地の中に、白とレンガ色の建物ががっており、客室は広々としており、クラシックでかわいらしいインテリアでまとめられています。

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