直行便で行く情熱の都マドリッドは定番の観光スポットこそ感動の宝庫
長らくお待たせしました！ イベリア航空のスペイン直行便が18年ぶりに再開します。路線は成田-マドリッド間で、所要約13時間。フライト時間が短くなった分、滞在の楽しみが増えるのは嬉しい限りですね。まずは「王宮」「プラド美術館」「サンミゲル市場」の3大人気スポットをしっかりチェック。初めてでも再訪でも、やっぱり感動しちゃうこと間違いなし！
絢爛豪華な王宮はソルからのんびり徒歩でアプローチ
王宮前広場からは大庭園カンポ・デル・モーロも一望できます。
1561年にフェリペ2世によりマドリッドに移されたスペイン帝国の王宮は、1734年に一度焼失。現在の宮殿はフェリペ5世の命により再建された比較的新しい建物です。その規模と豪華さは超ど級で、目を見張る空間が次々に現れます。旧市街の面影残るプエルタ・デル・ソルからアプローチすれば感慨もひとしおかも！
プラド美術館でスペイン3大巨匠の作品に魂を奪われる
ドラマティックな作品が多く美術が苦手な人も楽しめます。
世界三大ミュージアムのひとつに数えられることも多いプラド美術館。所蔵する3万点以上の美術作品の中でも、絶対に見逃せないのがエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤのスペイン3大巨匠の絵画です。ドラマチックでダークなテーマが多いため、美術が苦手という人でも心ひかれること必至。フランドル派の名作も見逃せません。
サンミゲル市場にはスペインのグルメ＆バル文化が大集結
おいしいものをちょっとずつ食べられるのがうれしいバル。
バルをはしごせずしてスペイングルメは語れず…というくらいスペインの食文化を代表するバル。マヨール広場の西にあるサンミゲル市場は2009年の改装後、マドリッドを代表するグルメスポットに生まれ変わりました。有名店から革新的タパスまで、スペインの「食」の最先端が味わえる場所。何度も足を運ぶ価値アリです！
◆マドリッドのおすすめホテル
①2015年開業グランビア通り初の5星
「ザ プリンシパル マドリッド」
ロマンチックなムードのブティックホテルです。
個性的なプチホテルがひしめき合うマドリッドで、2015年にオープンしたばかりのザ プリンシパル マドリッドは、ファーストクラスが多いグランビア界隈初のファイブスターとして注目を集めています。格調を感じさせる1917年築の建物を利用し、館内はクラシックモダンなデザイン。落ち着きと優雅さを兼ね備えた、大人のためのブティックホテルです。
ノーブルなカラーリングのプレミアムの客室。
客室はスペインらしいカラースキームが映える洗練された内装。採光やバスルームの使い勝手の良さが追求されていることが一目でわかる、居心地の良い空間です。オリーブの木が風にそよぐ屋上テラスは、市街が一望できるホテル自慢の場所。四季を通じてくつろぐことができ、朝食や夕暮れのひとときを印象深く彩ってくれることでしょう。
②アルカラ門を望みプラド美術館は徒歩圏内
「オスペス プエルタ デ アルカ」
壮麗なデザインの外観と日射しに映える赤いシェードが目印。
見どころが集まる旧市街は、ホテルの料金が高い割に客室はコンパクトなことが多いもの。でも手頃な新市街だと移動が面倒で…という人におすすめなのが、このホテル。アルカラ門を望む絶好のロケーションで、多くの観光名所は徒歩圏内。高級感たっぷりで客室も明るく閉塞感なしと、料金に見合った満足度を得られる美しいホテルです。
スペインらしい凝った華やかさのデラックスルーム。
エレガントという言葉がピッタリの客室は、全41室。光沢や透明感のある家具、ファブリックを効果的に配したシンプルかつノーブルな内装は、過ごすほどに心身をくつろがせてくれるはず。創作郷土料理が楽しめるレストラン「センゾーン」と、シークレット感満載のスパ「ボディーナ」も、マドリッド滞在の素晴らしい思い出つくりに一役買ってくれます。
③静かで安心できる滞在を求める人に
「ホテル ウニコ マドリッド」
19世紀の建物は夜になるといっそう威厳が増します。
地下鉄セラーノ駅から徒歩約5分、界隈には高級住宅やハイブランドブティックが建ち並ぶサラマンカにあるホテルです。白壁のシンプルな外観ですが、2011年に大改装を終えたばかり。館内は木材や大理石、濃厚なカラーリングをメインにしたエクスクルーシブな空間。ビジネスユースでも評判が高く、サービスも洗練されています。
デラックスキングガーデンの客室。落ち着いた内装です。
客室は、ややレトロモダンで親しみやすいデザインが印象的。日射しがたっぷり入る大きな窓が完備されており、騒音とは無縁の静かな環境が、異国での滞在の緊張と疲れを解きほぐしてくれます。カタルーニャ出身のラモン・フレイシャを擁するメインダイニングは、華麗かつ革新的な料理が特徴。特別な夜に予約してみてはいかが？
④中心街にありながら隠れ家ムード満点
「オンリー ユー ブティック ホテル マドリッド」
パティオのような明るく美しいロビーエリア。
ブエナビスタ宮殿裏手という賑やかな界隈に埋没してしまうようなシンプルで地味な外観に、到着したゲストは驚くことでしょう。しかし館内に入ったとたん、奇才ラザロ・ローザ・ヴィオランの手による息をのむようなデザインに完全にノックアウト！ 緻密なワイヤーワーク、アズレージョ、修道院風、オリエンタルテイスト等々、全てがファンタスティックすぎるのです。
デザイン性が際立つオンリーユーモーメンツの客室。
客室はブルー＆イエローを基調にしたスタイリッシュな内装。場所柄ちょっとコンパクトですが、素晴らしいセンスがそんな不満を吹き飛ばしてくれます。周辺は知る人ぞ知るグルメスポットが点在するエリアで、このホテルのラウンジもまたトレンドセッターが集まる人気スポット。気取らない雰囲気と手頃な料金で、気軽に足を運べそうです。
