映画の世界が楽しめるホテルでハリウッドスターを気取っちゃおう!
映画とホテルの関係は昔からとてもロマンチック。スターの溜り場や住処になった伝説のホテル、スクリーンの中に登場して観客の胸をときめかせた、豪華ホテルにワイルドなネイチャーリゾート、はたまたSF映画が見せてくれる近未来のホテルデザイン・・・。そこで今回は映画をモチーフにしたユニークなホテルをご紹介。特別な空間が見せてくれるのはどんな夢?
①その一歩からゲストは銀幕のスターに変身!
「ル 123 セバストポール ホテル」
館内のすべてが映画へのオマージュに満ちています。
パリのエミール・ショータン公園の向かいに建つキュートなホテル。ホテル名の「123」は、映画撮影開始のカウントコールを意味し、ゲストはエントランスに一歩足を踏み入れた時から「アクション!」。自分が主役のオリジナルムービーがスタートするのです。客室で「競演」するのは世界に名だたる大スターたち。今回のパートナーは、いったい誰!?
ジャン・ポール・ベルモンドの部屋は「勝手にしやがれ」がモチーフ。
客室はほとんどが白・黒・赤を基調としたモダンなデザインですが、デコレーションはすべて銀幕のスターやクリエイター達にちなんだもの。ジャン・ポール・ベルモンド、エンニオ・モリコーネ、クロード・ルルーシュ、ダニエル・トンプソン等々。写真や調度品、アクセサリといった細かいところまで凝っています。朝食室やバーの演出のこだわりも必見です!
②「映画の町」ならではの胸躍るホテル
「ホテル アストリア 7」
館内は映画会社のモダンなオフィスのようなデザインになっています。
スペインのサン・セバスチャンで毎年9月に開催される国際映画祭は、1953年から続く有名なカルチャーイベント。アストリア7は、そんな「映画の町」を体現するようなとびきり個性的なホテルです。映画会社のモダンなオフィスのようなロビーやライブラリ、あちこちに飾られたムービースターのスチール。映画好きでなくてもワクワクするような空間が待っています。
メリル・ストリープのデコレーションのスーペリアルーム。
客室を彩るのはショーン・ペン、メリル・ストリープ、グレン・クローズといった歴代アカデミー賞ホルダーや、この地にゆかりのあるベティ・デイヴィスなどの大スター。モノクロのスチールがシックなインテリアと美しく調和しています。見学だけでもしてみたいのがヒチコック仕様のスイート。本当に映画のセットの中にいるかのよう!
③マカオに出現したとんでもないホテル
「スタジオ シティ マカオ」
バットマンをテーマにした4Dアトラクションも大人気です。
マカオのコタイ地区に約3900億円の巨費を投じて造られた、映画がテーマの大型エンターテインメントコンプレックス「スタジオシティ」。中央に世界で唯一という8の字型観覧車「ゴールデンリール」を埋め込んだメインビルは、近未来的な威圧感満点! 今にもバットマンが現れそうな雰囲気の中で優雅な滞在を楽しめるのが、このホテルです。
「いかにも!」なリッチテイストがうれしいスタータワーの客室。
ホテルといってもそのスケールは圧倒的。ショッピングモールに大きなプール、カジノはもちろんアトラクションやショーまで、すべて敷地内で楽しめるのです。広々とした客室はコタイ地区を一望できるピクチャーウインドウと、映画をモチーフにした重厚でゴージャスな内装。スタータワーはすべてスイート仕様になっており、まさしくVIP気分を満喫できそうです。
④あこがれのホビット荘に泊まれる!
「ウッドリン パーク」
フロドとサムが出てきそうなかわいらしいホビットモーテル。
ニュージーランドのオークランドから南に車で約3時間のワイトモは不思議な洞窟で有名ですが、もうひとつの人気が「ウッドリンパーク」。のどかな自然に囲まれた公園の中に、飛行機、客船、列車の形をした宿泊施設が点在しています。中でも一番人気が「ホビットモーテル」。そう、モデルはあの名作「ロード・オブ・ザ・リング」のホビット荘なのです!
客室はナチュラルテイストの素朴でシンプルな内装です。
各宿泊施設ごとに客室内装は異なりますが、ホビットモーテルはもちろん「ロード・オフ・ザ・リング」の世界。低めの天井やがっしりした大きな木の家具は、本当にホビットたちの住まいのよう。決して豪華でも贅沢でもありませんが、素朴なホビット荘のイメージをリアルに味わえるのが魅力です。客室数はわずか10室。全世界からファンが訪れるので予約はお早めに。