ポルトガル発祥の地、ワインと世界遺産の街ポルトは今が行き時!
紀元前から貿易港として栄え、16世紀には大航海時代の主役として栄えた都市ポルト。ポルトガル発祥の地であり、世界有数のワイン産地でもあるポルトに、いま熱い視線が注がれています。世界遺産に指定されている街並みの散策や、ポートワインと名物料理のグルメ三昧。独特の、でもどこか懐かしい文化に彩られた歴史の街は素敵な発見に満ちています。
世界遺産都市には心ときめくスポットがたくさん!
「美しすぎる書店」レロ・イ・イルマオンの幻想的な店内。
ポルトは市庁舎から対岸のガイア地区までの一帯が世界遺産に指定されています。歴史的建造物だけでなく、世界でいちばん美しいとウワサの書店や老舗カフェ、また芸術的なアズレージョ観賞といった、通好みの楽しみ方も満載。観光バスで効率よく巡回したり、トラムの車窓から街並みをのんびり眺めるのも一興です。
ゼッタイ外せない! ポートワインのセラー巡り
有名ワインプロデューサーのセラー見学も可能です。
ポートワインはシェリー酒、マデイラ酒と並ぶ世界3大酒精強化ワインのひとつ。「液体の宝石」と呼ばれるその味わいは多岐にわたります。またポルト対岸のガイヤ地区には、世界市場を動かすワインプロデューサーのセラーがあり、見学や試飲ツアーも人気です。何はともあれ、まずはポルトならではの珠玉の一杯を召し上がれ!
ドウロ川クルーズで船上からポルトの街を楽しもう
船上から楽しむロマンチッククルーズが人気です。
ドン・ルイス1世橋がかかるドウロ川では、3月〜10月に多彩なリバークルーズが催行され、ポルトのベストシーズンを船上から楽しむことができます。周辺には、ワインはもちろん、ポルト名物のタコ料理やモツ煮込みが食べられるレストランも多数。素晴らしい夜景ともにロマンチックディナーを堪能してみませんか。
◆ポルトのおすすめホテル
①心ゆくまでポートワインを味わう旅の拠点に
「イートマン」
プールからドウロ川対岸の世界遺産指定エリアを一望できます。
ワインセラーが集まるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの南側に建つ個性的なホテルです。昔ながらのセラーを模した建物で、ロゴのあしらいかたもセラー風。ここは自称「ワインホテル」。つまり全てがワインにちなんでいるというわけです。といっても、そのアレンジは実にスタイリッシュ。ドウロ川から対岸の旧市街を一望するインフィニティプールも超クールです。
マスタースイートはワインにちなんだユニークなデコレーション。
客室は各室異なる内装で、アーバンスタイルあり、クラシックあり、地中海風ありとさまざま。予算があったらチョイスしてほしいのが、さらにゴージャスな内装のスイート以上のカテゴリー。おすすめは、ワインセラーにちなんだユニークなデコレーションが満載の部屋。可能であればチェックイン時に見学を。世界に2つとない空間で過ごすことができますよ。
レストランは2012年から連続ミシュランスターに輝く名店です。
このホテルに滞在するなら、必ず朝食は食べるべし。シーズンによっては朝からシャンパンやキャビアまでサーブされる超豪華版。一方、ディナーは選りすぐりのポートワインとともにいただく極上の新ポルトガル料理。2010年の就任後、4年連続ミシュランスターに輝く新進気鋭のシェフが目も舌も驚かせてくれます。
②1742年建造の宮殿で過ごす優雅で贅沢な時間
「ぺスタナ パラシオ ド フレシオ - ポウサダ & ナショナル モニュメント」
ドウロ河畔にたたずむ高貴なネイチャー・ポウサーダ。
歴史的建造物を利用したポルトガルの国営ホテル「ポウサーダ」。ドウロ川沿いに建つこのホテルは、自然の中に位置するネイチャー・ポウサーダに区分されています。バロック様式の宮殿とピンク色の元製粉工場の2つから成り内部で連結。対岸から望むその姿は息を呑むほどの美しさです。ホテルとして改築されたのは1998年。2010年には大改装が行われました。
客室はいずれもシンプルモダンな内装。ドウロ川ビューがおすすめ。
在りし日の姿を色濃くとどめる外観に対し、館内は洗練されたモダンスタイルに一新されています。クラシックな家具や調度品を絶妙に配したパブリックエリアと、シンプルで居心地最優先の客室。その対比もまた、滞在の素敵なアクセントになりそうです。どの客室もゆったりとした造りで快適ですが、滞在するなら素晴らしい夜景が見渡せるドウロ川部屋がおすすめです。
クラシックな外観とスタイリッシュな館内の対比が印象的です。
夏季の滞在ではリバービューの屋外インフィニティプールで、何もしない贅沢な時間を満喫してほしいもの。ターキッシュバスで汗を流し、スパでトリートメントという極楽コースも捨てがたいですね。1850年代のフレスコ画で彩られたレストランは、ポルトガル北部の郷土料理が自慢。もちろんワインセレクションにも抜かりはありません。ドレスアップしてどうぞ!
③ハイセンスなブティックホテルはまるで秘密クラブ!?
「ホテル インファンテ デ サグレス」
ポルト指折りの高級ホテルでゲストリストには各界VIPがずらり。
クレゴリス教会の北、個性的なカフェやバーが集まるヒップなエリアに建つ、ポルトが誇る高級ブティックホテルです。日暮れとともに美しくライトアップされるエレガントな外観と、黒、ゴールド、そして鏡を効果的にあしらったネオ・バロック様式の館内。宮殿ホテルとはまた異なる重厚さにシャープなモダニズムをプラスした独特のムードは、まるで秘密クラブのよう…。
全カテゴリともクラシカルで気品あふれる客室内装が施されています。
各界VIPを多数顧客に持つだけあって、客室の凝りようもハンパではありません。ビビッドな赤やデコラティブなクロス、ファブリック類が異国情緒をプラスしつつ、どこか厳かで宗教的なニュアンスも漂う空間。ストリート、パティオどちらサイドでも快適さに遜色はありません。スイート以上のカテゴリでは、さらに華やかで妖しい内装がゲストを酔わせます。
館内はどこを歩いても絵になるような美しさ。カメラ必携です!
かつては下町の本屋だった場所を、そのまま改築したというレストランは、ハイクオリティながら親しみやすいサービスとムードで、多くの人に愛されている1軒。洗練された郷土料理を気軽に楽しむことができます。より豪華なプライベートタイムを過ごしたいなら「アンコールワット・スパ」へ。日本人にはちょい苦笑モノのオリエンタルデコも見逃せません!