ミックスカルチャーの魅力満載 南米最大の都市サンパウロが面白い!
2014年のサッカーワールドカップに続き、2016年は南米初のオリンピック開催と、話題に事欠かないブラジル。日本から見ると地球の裏側。たどり着くには飛行機を乗り継いで約24時間とかなりの長旅になりますが、都市整備や観光開発が進みつつあるブラジルは、そんな苦労も吹き飛んでしまう魅力が満載です。今回注目するのは南米最大の都市サンパウロ。経済中心地としての勢いや各国移住者によるミックスカルチャーなど、独自の「名物」をたっぷり見て、味わって、楽しんでみませんか。
サンパウロの「おふくろの味」&こだわりフードを召し上がれ!
絶対に食べたい名物サンドイッチ「モルタデーラ」。
多民族によるミックスカルチャーの影響が最も現れるのが「食」。イタリアからはモルタデーラハムを山盛り詰め込んだサンドイッチ、日系人が考案した揚げ餃子のような「パステオ」などは、今やサンパウロの国民食に。またスーパーフードとして話題のチアシードやアサイーも実はブラジルが原産なのだとか。市営市場のフードコートに行けば各種名物フードが味わえます。
美にうるさいパウリスタをとりこにするビューティプロダクツ
多彩なビューティ関連プロダクツ(イメージ)
サンパウロでは毎年2月、リオデジャネイロに匹敵するカーニバルが開催されます。主役は何と言っても超絶ボディのパウリスタ(サンパウロ生まれの人)。その美を支えるのが、高品質のコスメ類からオリジナリティあふれるファッションアイテムまでの、多彩なビューティ関連プロダクツ。日本未上陸のブランドもたくさんあります。一目惚れしたら迷わず「買い」ですよ!
定番だけどやっぱり見ておきたい観光スポット
日系移民の祖国への思いをうかがうことができる東洋人街。
日系移民の約7割が暮らすサンパウロには、世界屈指の日本人街「東洋人街」があります。最近は韓国・中国系住民が増えてきましたが、鳥居や赤提灯など昔ながらの光景を目にすると、ふとノスタルジックな気持ちがこみあげてきます。ファンなくても楽しめるサッカー博物館、世界的名画が所蔵されているサンパウロ美術館、サファリを併設した動物園も迫力満点です。
◆サンパウロのオススメホテル
①はじめにレストランありきのスタイリッシュホテル
「ホテル ファザーノ サン パウロ」
都会の中の隠れ家ムードが漂う控えめなエントランス。
サンダルで有名なハワイアナスの基幹店が建つオスカール・フレイレ通りはサンパウロのトレンド発信地。ファザーノもそのきらびやかなムードを牽引する重要な存在です。イタリアンレストランとして1990年にスタートした後、2003年にホテルを開業。今やその名声は世界中に轟いています。
シンプルで居心地の良い客室はVIPのお忍び滞在にも。
まるで都会の中のオーベルジュといったイメージのファザーノは、ホテルとしてはとても控えめなデザインですが、夜になるとレストラン目当ての高級車が列をなし、ここが特別な場所であることを強烈にアピールします。アースカラーと自然素材でまとめられた客室も穏やかで贅沢な時間を提供してくれます。
雰囲気、味、料金どれをとっても超一流のイタリアンレストラン。
このホテルに滞在するなら、他の予算を削ってでも足を運びたいのがイタリアンレストランです。4代に渡る家族経営で、サンパウロ最優秀レストランの1軒にも選出。もはやブラジルを代表する名店となりました。雰囲気もゲストもまさに絢爛豪華。宿泊に先立ってホテルに予約を依頼しておくと安心です。
②イビラプエラ公園を見渡すように「停泊」している巨大な船?
「ホテル ユニーク 」
イビラプエラ公園の施設やモニュメントと呼応するような存在。
著名建築家オスカー・ニューマイヤーは、サンパウロ市政400年を記念して造られたイビラプエラ公園の設計者の1人ですが、その弟子のルイ・オオタケが手がけたのがこのホテル。ユニークという名前の通り、まるで街中に停泊する巨大船のような建物は、一度見たら忘れられないほどインパクト大です。
船室のような丸窓が楽しいデラックスルーム。
重厚感あふれる外観に対し、客室は明るくシンプル。建物の形状に合わせ客室の構造が少しずつ異なりますが、スタンダード、デラックス、プレミアは白を基調とした船室のような楽しい雰囲気。それ以上のカテゴリーは、ゆったりとしたスペースとモダンな家具が配されたスタイリッシュな内装です。
レストラン&バー「スカイ」からサンパウロ市街を一望。
約85メートルの高さにあるルーフトップレストラン&バー「スカイ」は、イビラプエラ公園やサンパウロ市内を一望する、地元でも人気のスポット。ディジョン出身の凄腕シェフが個性的な料理でゲストを魅了します。赤いタイルが妖しい輝きを放つプールサイドのデイベッドは、昼も夜も大賑わい!
③パウリスタ通りと地下鉄駅至近のデラックスホテル
「ルネッサンス サン パウロ ホテル 」
館内のデコレーションはどこもかしこもアーティスティック。
サンパウロ中心部でも、官公庁やオフィス、高級ホテルやハイブランドブティックが点在するパウリスタ通り周辺は、比較的治安がいいため安心して過ごせるエリアです。このホテルは地下鉄コンソラサオン駅やショッピングセンターに近く、移動や滞在にも便利。観光でも商用でも不自由なく過ごせます。
心地よいベッドと爽快なバスルームがうれしいデラックスの客室。
客室は444室。その堂々たる外観は移動の際のランドマークとしても有効です。室内はゆったりとした造りで、フラットなフロアや穏やかな色調が大人のムードを醸し出しています。周辺に高いビルがないため、眺望のよさも魅力のひとつ。豊富な備品やアメニティも快適な時間を約束してくれます。
メニューも雰囲気も楽しい「リビングラウンジバー&スシ」。
大型ホテルだけに館内施設が充実しており、外出せずに過ごすのも楽しい思い出になりそうです。ダイニングのメニューはブラジルスタイルのコンテンポラリー料理から自家製ビール、寿司やスナックまで多種多彩。爽快な屋外プールで日光浴を楽しみ、サウナやスパでリラックスするのもいいですね。