アメリカの大自然をまるごと体感!グランドサークル必見スポットとおすすめホテル

アメリカの大自然をまるごと体感!グランドサークル必見スポットとおすすめホテル

アメリカの国立公園は目にした人は誰もが必ず圧倒されるという、大自然の宝庫。中でも8つの国立公園を抱えるグランドサークルは、多数の観光スポットを有する人気のエリアです。
息を呑むような景観を心ゆくまで楽しめる「必見スポット情報」と、「周辺のおすすめホテル」をご紹介します。


アメリカの国立公園楽しみ方三カ条

イエローストーンを嚆矢とするアメリカの国立公園は、悠久の自然の営みを今日に伝える人知を超えたモニュメントといっても過言ではありません。

大自然の保護と観光収入の狭間で悩みつつも、国が守るべきかけがえのない財産として巨額の費用と世界に誇る組織を作り上げ、アメリカは万全の態勢で国立公園の管理に臨んでいます。しかし、時代の推移とともに想定外の問題が次々に起こり、未来に向けての新たな改革が求められているのも事実。その一端を担うのが、観光客が守るべき国立公園でのルールやマナーです。

国立公園の保護と維持に協力し、また安全な旅をするためにも、常にこれだけは頭に入れておいてください。

①事前に情報を入手しておこう
グランドサークル内の国立公園は比較的狭いエリアに点在しているため、旅の予定やルーティングもしやすい場所ですが、それでも1日に何百キロも移動しなければならないこともあります。
たとえ車の運転や海外ドライブ事情に通じていたとしても油断は禁物。事前にしっかりとプランを立て、情報もできる限り入手しておくこと。大自然が相手の旅では「何とかなる」は通用しないことを肝に銘じておきましょう。

②自分勝手な行動はしない
何気なくした行動が、思いもかけない結果を生んで生態系に影響を与えることがあります。公園内に生育する草花を摘まない、指定場所以外にゴミを捨てない、禁止区域に足を踏み入れないなど、みな基本中の基本ですが、決められたことは必ず守るようにしましょう。
ゴミに関しては、果物の食べかすのように、たとえ自然にかえるものでも決して気軽に捨てないこと。全てにおいて勝手な自己判断は慎みたいものです。

③困ったらビジネスセンターへ
アメリカの国立公園には必ずインフォメーションセンターが設けられています。ここでは地図や気候、宿泊施設などの最新情報や、企画ツアーの案内も行われています。またプロのパークレンジャーが待機しているので、観光客のどんな質問にも答えてくれるはず。
旅の途中でトラブルにぶつかったら、まずビジターセンターで相談してみましょう。トイレの利用や飲料水、手みやげなどの入手も可能。併設の博物館でさらに詳しい知識を得ることもできます。長時間ドライブの息抜きにも最適。ちなみに国立公園の入園料のレシートは、他の施設のパスとして使えるので捨てずに保管しておくことを忘れずに。

「グランドサークル必見スポット」
①ザイオン国立公園

「神の町」を指す「ザイオン」、巨岩に囲まれたこの国立公園はその名にふさわしいスケールで人間の小ささをまざまざと思い知らせてくれる場所です。

訪問者のお目当ては7つあるハイキング用のトレイル走破。散歩感覚で楽しめるものから半日がかり、標高700メートル近くまで到達する本格的なもの、川を渡ったり岩壁の間を縫うように歩くコースまで多種多様。体力や好奇心に応じて選べます。中でもひとつと言われたら、トライしたいのはナローズ。バージン川を遡るリバーサイドウオークは、ザイオンの雄々しさを全身で感じることのできる屈指のトレイルです。その他、雄大なザイオンキャニオンやウエストテンプル、エンジェルズライディングなどの眺めも時間を変えて楽しみたいものです。

■位置の目安 : ラスベガスから車で約3時間
■注意点 : 4〜10月は車の乗り入れ禁止、公園内移動は指定シャトルのみ

②ブライスキャニオン国立公園

不思議な形でたたずむ断崖と、そこを照らす朝日や夕陽が織りなす感動的な光景から「グランドキャニオンの華」とも呼ばれるブライスキャニオン。

まるで異世界に放り込まれたような感覚は、ハイキングで存分に味わうことができます。時間を作ってでも訪れたいのは夕景が素晴らしいインスピレーションポイントと、キャニオン全体が見渡せるブライスポイント。公園内にはこうしたポイントをつなぐリムトレイルが設けられているので、雄大な景観を楽しみながらのハイキングが可能です。特にナバホループトレイルやピーカーブートレイルは、指折りの眺めが堪能できるルート。決して難しい道のりではありませんが、体力・装備ともに十分に備えることを忘れずに。

■位置の目安 : ザイオン国立公園から車で約1時間半
■注意点 : 5月中旬〜9月末は車の乗り入れ禁止、公園内移動は指定シャトルのみ

③キャピトルリーフ国立公園

別名「眠れる虹の大地」。グランドサークル内ではかなりへんぴな場所にあり、公園内にあるのはキャンプ場のみ。それでもルートを組んで訪れる人が多いのは、ブライスキャニオン国立公園から続くUT12号線が全米でも屈指の景観の美しいドライブルートとして有名だからです。

フロントガラスに突然目に飛び込んでくる岩壁、豊かな緑、どこまでも続く野原・・・と目を奪う景色が次から次へと登場します。公園内ではハイキングの他、キャンプ場にもなっているフルータの果樹園で季節折々の果実狩りが楽しめます。

■位置の目安 : ブライスキャニオン国立公園から車で約3時間
■注意点 : 公園内にはキャンプ場のみ

④キャニオンランズ国立公園

ユタ州内の国立公園では最大の面積を誇り、荒涼とした中にも神秘的なオーラが立ち上るキャニオンランズは、雄大さではグランドキャニオンをしのぐと言われるほど。公園内には宿泊や飲食の施設はありませんが、その壮大な眺めを見るためだけでも立ち寄る価値があります。

息を呑むパノラマが広がるアイランドインザスカイ、メサアーチなどのビューポイントも車で回れます。時間をかけてハイキングや各種アクティビティに参加したい場合は、アーチーズ国立公園の玄関口にあるモアブの町へ。ここのビジターセンターで手続きが可能です。

■位置の目安 : アーチーズ国立公園から車で約1時間
■注意点 : 公園内に宿泊や飲食設備などはなし

⑤アーチーズ国立公園

映画「インディ・ジョーンズ」で印象的な登場をしているアーチーズ国立公園。風や太陽熱等の作用によって穴の開いた岩が1500以上も点在する、グランドサークルめぐりのハイライトのひとつです。中でもユタ州のシンボルと言われるのがデリケートアーチ。誰もが時を忘れて見つめてしまう美しく芸術的なアーチです。

こうしたアーチを観察するにはトレイルによるハイキングが必要ですが、ルートはかなりハード。さらに夏場はかなり高温になるので、ドライブで疲れていたり、体調が思わしくないときに無理はしないように。またファイルーファーニスのようにレンジャーの引率のみでしか行けない場所もあるので、現地でガッカリしないよう、事前にしっかり情報を入手しておきましょう。

■位置の目安 : ソルトレイクシティから車で約4時間
■注意点 : 夏場は高温かつ乾燥するので飲料水を多めに持参すること

⑥メサベルデ国立公園

1978年にアメリカで初めて世界遺産に登録されたメサベルデ国立公園は、約1400年前にこの地に暮らしていた先住民であるアナサジ族の遺跡群を中心とした個性的な国立公園です。

メサベルデとは「緑の台地」を意味し、かつてここで農業が行われていたことがうかがえるのだそう。スプルースツリーハウスは、その居住跡。ハシゴを使って内部に入ることができます。その他にも狭い岩肌の間に造られたバルコニーハウスや儀式用と思われるサンテンプル、部屋数217という大規模なクリフパレスなど興味深いスポットは多数。ただし冬季は見学不可の遺跡や、レンジャーの引率なしには行けない場所もあるので気をつけましょう。

■位置の目安 : アーチーズ国立公園から車で約3時間半
■注意点 :冬季はほとんどの施設がクローズし、道路が閉鎖されることもあり

⑦モニュメントバレー

アメリカ西部の原風景として映画やコマーシャルでおなじみのモニュメントバレーは先住民ナバホ族の居留地。そのため国立公園ではなく、ナバホ族が管理・運営する公園になっています。

レンタカーで乗り入れ、自由に内部を移動することができますが、せっかくならナバホ族が主催するツアーに参加してみては? 特に必見のジョン・フォード・ポイントを含むバレードライブへのツアーは、個人では入れない場所にも行けるのでひと味違う体験ができるかもしれません。周辺の町でもインディアンの遺跡などを見学するツアーがありますので、興味があるならビジターセンターで確認してみてください。

■位置の目安 : アーチーズ国立公園から車で約2時間
■注意点 : 国立公園用のパスの類は使えない

⑧グランドキャニオン国立公園

世界遺産でもあり、グランドサークルの誰もが認めるナンバーワンの景勝地がグランドキャニオン国立公園。コロラド川が20億年という気が遠くなるような年月をかけてつくりあげた巨大渓谷で、その長さは446キロにも及びます。公園内にはビューポイントを結ぶシャトルバスがいくつか運行しているほか、ツアーバスやヘリコプター遊覧飛行、ガイド付きハイキングなどさまざまな観光手段がそろっています。

ビューポイントはウエストリムとイーストリムからのアプローチがいちばん便利。とにかく見どころ満載なので、時間をたっぷり取り効率よく回れるルート作りをしてみましょう。なおハイキング用トレイルは16本ありますが、ほとんどが道なき道を行くかなり険しいルート。健康面での安全も考えて決して無理をせず飲料水の用意や装備もしっかりと。体力に自信がない人はガイド付きのツアーに参加した方が安心です。

■位置の目安 : フェニックスから車で約3時間半
■注意点 : 夏季は一般車乗り入れ禁止になる場所もあるので要確認 キャニオンランズ国立公園

◆ソルトレイクシティのおすすめホテル
ラ キンタ イン & スイーツ ソルトレイクシティ エアポート

ラ キンタ イン & スイーツ ソルトレイクシティ エアポート

国際空港の西側、車で約5分のところにある手頃なホテル。清潔で気持ちのいい客室と、スタッフの明るくフレンドリーなサービスが嬉しい。往路でも復路でも長旅で疲れた体を休めるにはもってこいのホテルです。

その他、ソルトレイクシティのホテルを探す

ホリデイ イン エクスプレス ソルトレイクシティ ダウンタウン

テンプルスクエアから徒歩約5分、車での移動にも便利な立地がポイント。アットホームな雰囲気が漂う客室内装や充実したスポーツ施設が好評。周辺に高層のビルがないため全室見晴らしがいいのも特徴です。

その他、ソルトレイクシティのホテルを探す

◆ラスベガスのおすすめホテル
ベラッジオ ラスベガス

ベラッジオ ラスベガス

どうせ起点にするなら思い切りラスベガスも満喫したい!という人におすすめの豪華ホテル。イタリアの小さな村をイメージした優雅な空間はカジノから各種エンターテインメントまで楽しみもよりどりみどりです。

その他、ラスベガスのホテルを探す

プラネット ハリウッド ラスベガス リゾート & カジノ

ベラッジオ ラスベガス

アメリカらしいイキのよさを味わえるホテルです。各客室にハリウッド映画にちなんだデコレーションが施されているので、どんな部屋になるのかも滞在の楽しみのひとつ。ショッピングセンターも併設されています。

その他、ラスベガスのホテルを探す

◆ページのおすすめホテル
レイク パウエル リゾート

レイク パウエル リゾート

レイクパウエルの西側にあるロッジタイプのリゾート。湖を一望する高台に建ち、マリンアクティビティ目的のゲストに人気。客室は広く家族連れでも快適に過ごせます。グランドキャニオンへのアクセスにも便利です。

その他、ページ(レイク パウエル)のホテルを探す

◆スプリングデールのおすすめホテル
ホリディ イン エクスプレス スプリングデール - ザイオン パーク エリア

ホリディ イン エクスプレス スプリングデール - ザイオン パーク エリア

ザイオン国立公園のゲートまで車で約5分、ザイオンの岩山に囲まれるようにして建つホテル。カントリーハウス風の低層の建物で、客室は貴族の邸宅のような美しさ。バスルームも爽快。無料インターネット等の機器設備も充実しています。

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◆モアブのおすすめホテル
レッド クリフ ロッジ

レッド クリフ ロッジ(Red Cliffs Lodge)

アーチーズ国立公園のゲート近くにあり、背景に赤茶けた岩壁、全面にブドウ畑という素晴らしい景観に恵まれたロッジ。夕刻の眺めの美しさは特に格別。プールも爽快です。客室にはキッチン付きもあるので自炊もOK。

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◆モニュメントバレーのおすすめホテル
ビュー ホテル

ビュー ホテル(The View Hotel)

モニュメントバレー内にある唯一のホテルで、全室から雄大な景観が望める造り。館内はナバホ族やインディアンの文化を取り入れたユニークな装飾が印象的です。新しいホテルなので機器設備は近代的、客室も広々としています。

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