ベトナムのおしゃれリゾートホテル
ハイクラスの個性派ホテルが次々に登場しているベトナムのリゾートは、今、注目デスティネーションです。 今回はフエ、ダナン、ホイアン、ニャチャンのおすすめホテルをご紹介。ビギナーもリピーターも感動間違いなしの「初めてのベトナム」があなたを待っています。
◆古都フエを彩る極上の時間◆
これまで、ベトナムと言えばホーチミンやハノイでのショッピング&グルメ満喫旅、プラスで世界遺産のハロン湾というのが定番中の定番でした。しかし2013年は、滞在に新たな楽しみが加わります。それが現在、急ピッチで開発が進んでいる中・南部のリゾートエリアです。
玄関口になるのがフエ。ベトナム最後の王朝グエンの栄華を伝える世界遺産都市です。自然と文化が織りなす古都の風雅な時間を過ごすなら、一歩足を踏み入れただけで別世界の趣漂うラグジュアリーなリゾートがベスト。ワンランク上の滞在でベトナムの「極上」を体感しましょう!
「フエのおすすめホテル」
①ラ レジデンス ホテル アンド スパ - Mギャラリー コレクション
フエのランドマーク、フラッグタワーを対岸に望む美しい白亜の建物は、かつてここを統治していたフランス提督の邸宅でした。ラ レジデンス ホテル アンド スパは、アコーのMギャラリーコレクションであり、フエ初のデラックスブティックホテルとして鳴り物入りで登場。ダークウッドの家具・調度品と鮮やかな色彩のファブリックでしつらえられた客室は、美しく温もり漂う落ち着きのある空間になっています。
日中に爽快なパノラマプールやスパで心身をリフレッシュしたり、多彩なホテルオリジナルのアクティビティを楽しんだ後に、ドレスアップして訪れたいのが、特に力を入れたというダイニング。「ルパルファン」では厳選されたベトナム産の食材等を使った、創作フュージョン料理が自慢。ムーディなバーやロマンティックなプールバーもぜひ足を運んでください。
ラ レジデンス ホテル アンド スパ - Mギャラリー コレクション(La Residence Hue Hotel & Spa - MGallery Collection)
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②ベダナ ラグーン リゾート & スパ
ベダナ ラグーン リゾート & スパは、まだオープンして日が浅いにもかかわらず、すでにベトナムのベストホテルに選出されたほど、人気と実力を兼ね備えた1軒として、世界中にその名を馳せつつあります。ロケーションはダナン国際空港から車で約1時間のラグーンにある半島部。うっそうとしたグリーンを中心にした、プリミティブなヴィレッジスタイルがそのコンセプトです。
素朴な木材や竹、石など、リゾートを形づくり彩るのはほとんどが自然素材。最新の機器・設備は巧みに収納され、素朴で清潔感のある空間が用意されています。客室はバンガローやヴィラなど、伝統的な様式を模した全5タイプ。それぞれのカテゴリーにオリジナルサービスが付帯していますので、お楽しみに。スパはもちろん、ヨガやレイキ、メディテーションのレッスンも充実しています。
③アナ マンダラ フエ
フエの郊外にある閑静なチュアンアンビーチまでは車で約20分。アナ マンダラ フエは78の全客室がシービューという、リゾートの理想型とも言えるロケーションに建っています。ベトナムの伝統的なスタイルを取り入れた建物は、まるで小さな都市を形成しているよう。目の前に広がる400メートルも続くプライベートビーチも、その特別感をさらに引き立てています。
客室で目を引くのは、光り輝くようなベトナムシルクの美しさ。ビビッドなカラーリングなのにノーブルで、陽光にも照明にもうっとりするようなムードを演出しています。ボートトリップやフィッシング等のマリンアクティビティを楽しみながら、フエ観光にも気軽に行けるのがこのリゾートの魅力。動と静を同時に満喫できる、今後人気爆発間違いなしの注目株になりそうです。
◆ダナンで楽しむローカルライフ◆
ダナンは貿易中継地として栄えた港町。今日でも商業が盛んですが、その活気は大都市とはまた異なる賑やかさと熱気があり、地元の人々の日常生活を垣間見ることができます。15世紀に栄華を誇ったチャンパ王国の聖地と言われるミーソン遺跡は、世界遺産に登録されている必見スポット。
またダナン大聖堂や、その規模はベトナム有数というチャム彫刻博物館のほか、ノンヌオック、ミーケーといった美しい白砂のビーチでのリゾートステイ、賑やかな市場散策や名物料理屋台の食べ歩きなど、全方位の楽しみが味わえるのがポイントです。ダナンへは、ハノイかホーチミンから空路で移動するのが最も便利です。
「ダナンのおすすめホテル」
①フュージョン マイア リゾート
ダナン市内から車で約10分とアクセスのよいミーケービーチは、もともと地元の人たちの行楽地として人気だった場所。ここにオープンしたフュージョン マイア ダナンの最大の特徴は、その宿泊料金に規定のスパトリートメント代が含まれているということ。さらに朝食の時間や場所が限定されていないため、好きな時間に好きな場所で食べることができるのだとか。
さらにホイアン市内にもホテルのラウンジがあるので、観光の途中に立ち寄りサイン一つでお茶や食事がOK。こんな贅沢かつわがままが許されるリゾートは、今までなかったかも!? ゲストルームはプライベートプール付きヴィラ、さらにトリートメントルーム付きのヴィラ、3ベッドルームヴィラと、その豪華さにふさわしいスケール。女性同士のビューティアップバカンスなら選んで悔いはありません。
②ヴィンパール プレミアム ダナン
ホワイトサンドが輝くノンヌックビーチは、別名チャイナビーチ。サーフィンのメッカとしても有名ですが、その海を見下ろすマーブルマウンテンの麓に建つのがヴィンパール ラグジュアリー ダナン。客室は全8カテゴリーで200室、さらに敷地内にはコロニアルスタイルのビーチフロントヴィラを39棟も構えているという、名実ともに堂々たる豪華リゾート。
最低でも54平米ある客室は、明るく華やかながら落ち着きを備えた内装で、子ども連れから年配のゲストまで、誰もが心地よくくつろげる空間になっています。それは館内施設、敷地内の全てにおいても同じで、どこにいても閉塞感のないのびのびとした気分になれます。海に続くような広大なプールも圧巻。各種アクティビティも種実しているので、初めての子連れ旅にもおすすめです。
③プルマン ダナン ビーチ リゾート
ライフスタイル リゾート ダナンは、白砂のチャイナビーチに広大な敷地を有するリゾートの1軒。目を見張るようなデザインが施されているわけではありませんが、ロングプールやテニスコート、ジム、スパ、カンファレンスルームなどの付帯施設がハイレベルかつ本格的にそろっているのが人気で、家族連れからビジネス滞在まで幅広いゲストの支持を得ています。
客室はスーペリアルームでも広々とした空間が確保されており、窓を全面に開け放ってバルコニーでくつろぐことができますし、つややかなフローリングやゆとりサイズのソファ、ワーキングデスクも何かと便利です。ここはオープンしてまだ3年ながら、一部から熱い視線を浴びているのですが、理由はその料金。実にお手頃価格で過ごせる豪華リゾートなのです。行くなら今がチャンスですよ!
◆趣のホイアンでお忍びステイ◆
ダナンからタクシーで簡単に移動できるホイアンもまた世界遺産の町。かつてはダンナ同様貿易港として栄えましたが、いつしか商業の主流から外れ、独自の時間を生き抜くことになりました。ゆったりと流れるホイアン川沿いを中心に、ひっそりと建ち並ぶ歴史的な家屋。物売りが行き交う石畳の古い路を歩いていると、まるでタイムスリップしたような気分になりそう。
近年はしゃれたショップやレストランが登場しているようですが、とりわけめざましい勢いなのが続々オープンしているハイクラスリゾート。際立つ個性と豪華さで、各界セレブのお忍び滞在も増えているそうです。
「ホイアンのおすすめホテル」
①ナム ハイ ホイアン
チェディなど個性的でハイセンスなホテルを展開しているGHMホテルズが手がけるナム ハイ ホイアンは、世界で最も美しいと言われるハーマイビーチに建つヴィラタイプのリゾート。専有面積最低250平米で全室専用バトラー待機と、ベトナム屈指のクオリティで、各界セレブのお忍び滞在にも利用されています。
重厚で優美な客室は、サロン、ベッドルーム、バスルームが通り抜けのように構成された開放的なレイアウトで、低めの間接照明がいやしと落ち着きを演出します。しかし一歩テラスに出れば、目の前は輝くようなホワイトサンドのビーチと、劇的な視覚効果も狙いのうち。ラグーンに浮かぶスパ、ハイレベルのダイニングなど、すべてが贅沢のひと言。一生に一度の特別なバカンスの舞台に、これほどふさわしいリゾートはありません。
②ヴィクトリア ホイ アン ビーチ リゾート & スパ
ベトナムを代表するホテルグループ、ヴィクトリアの1軒。旧市街から車で約20分、ホイアンでは最大規模を誇り、プライベートビーチも約300メートルと破格。敷地内はホイアンの古き良き時代のイメージを再現したそうなので、時間を見つけて散策してみるのも楽しそう。客室はベトナムスタイル、ヨーロッパスタイル、ジャパニーズスタイルの3種類があり、障子戸が立てられた日本風が意外と人気なのだとか。
何よりも嬉しいのはアットホームなサービスで、滞在中はスタッフからも気軽に声をかけてくれ、いざという時の対応も迅速です。気取らずに過ごせるのはダイニングやバーも同様ですから、高級リゾートの堅苦しい雰囲気が苦手という人でも、きっと大丈夫。市内へはシャトルバスとシャトルボートが出ているので、観光やショッピング、外食にも不自由しません。
③アナンタラ ホイ アン リゾート
ライフ ヘリテージ リゾート ホイ アンは、トゥボン川沿いに建つコロニアルスタイルの建物で、しゃれたタウンハウスのような外観をしています。客室はスーペリア、ジュニアスイート、グランドスイートの3カテゴリー。いずれも広々とした屋外ポーチが付帯しており、グリーンが目に優しい中庭やトゥボン川の穏やかな景観を楽しめるようになっています。インテリアは白を基調にオレンジと黒をアクセントカラーにした、フレッシュで清潔なカラーリング。シンプルで使い勝手がいいのもポイントです。
客室同様景観が素晴らしいレストランやバー、カジュアルで気兼ねなく足を運べるウエルネスも滞在中のお楽しみ。オリジナルボートでの朝食またはディナークルーズといったユニークなアクティビティも見逃せません。ホイアン市内へは徒歩移動可能というのも便利!
◆洗練のニャチャンで優雅になごむ◆
「世界で最も美しい」と言われる湾を持つニャチャンは、ベトナムが国をあげて強力プッシュしているビーチリゾート。延々と続くホワイトサンドのビーチや沖に浮かぶ大小の島々は、慌ただしい日常を忘れてひたすらのんびり過ごすには最高のスポットです。
フランス植民地時代からバカンス地として発展してきただけに、その洗練度は他のリゾートの一歩も二歩も先を行くレベル。当然、ホテルのクオリティもダントツですし、年々スケールアップしているので、いつ行っても新鮮な驚きを味わえるのがミソ。リゾートフリークなら、今こそニャチャンが狙い目。大満足の極楽ステイが楽しめるはずです。
「ニャチャンのおすすめホテル」
①アン ラム ニンバンベイ ヴィラズ
アン ラム ニン バン ベイ ヴィラズは眼前にエメラルドブルーのラグーン、背後はうっそうとした森林という、シークレットパラダイスそのもののロケーションに建つリゾートです。ニャチャンの空港から車と専用ボートで約45分、到着時はまるで別世界に来たような感慨で胸がいっぱいになるはず。
自然の中に溶け込むように造られたプライベートプール付きヴィラも、ワクワク度をさらに高めてくれるでしょう。各ヴィラは驚くほどの広さがあり、バスルームにブランコがあったり、テラスに大型デイベッドが置かれたりと、遊び心もたっぷり。ヴィラ内で自分たちだけのプライベートディナーも可能です。また立地を活かした水陸双方のアクティビティも多彩で、リクエストに応じたオリジナルプログラムの相談にも乗ってもらえますから、どんどんわがままを言ってみては?
②ダイヤモンド ベイ リゾート & スパ
ゴルフコースに隣接し、2つのプライベートビーチを有するデラックスリゾート。賑やかなエリアからは車でほんの10分足らずですが、このダイヤモンド ベイ リゾート&スパの周辺は喧噪とは無縁で、本当に静かでゆっくりとした時間が流れていくようです。カートで移動するほど広い敷地内は、美しい芝生やグリーンが満載。さらに大きなプールやテニスコート、スパなどのスポーツ・レジャー施設も整い、ハードにもソフトにも思う存分心身をリフレッシュできます。
客室はオーソドックスな内装ですがゆとりがあり、風が通り抜けていく開放感あふれるレイアウト。余裕があるならしゃれたインテリアのエグゼクティブスイートを、家族連れやグループにはバンガローがおすすめ。レストランやバーの選択肢も豊富なので、外出しなくても飽きずに過ごせますよ。
③エヴァソン アナ マンダラ ニャチャン
エヴァソンと言えば独特の世界観を持つことで有名ですが、ニャチャンでは古いベトナムの村をイメージしつつも、比較的万人受けするスタイルのリゾートを創り上げています。ビーチフロントという得がたいロケーションに点在する17のヴィラには74の客室が振り分けられており、天蓋付きの四柱ベッドをはじめとした重厚で素朴なハンドメイド感あふれる家具・調度品を配置。ゲストの目も心も優しく和ませてくれるチョイスです。
やはりゲストにはカップルが多いのか、シックなバーが複数あるのも気になります。そして事前に忘れてはならないのが、今や世界的有名店でもあるシックスセンシズ・スパの予約です。嬉しいことに、物価の安いベトナムではスパ料金も比較的手頃。なかなかできないパッケージメニューにトライできる、またとない機会を逃さないように!