こんなカタチのホテルがあるの!?ユニーク建築のおすすめホテル3選
旅においてホテル選びはとても大切。こだわりや条件は人それぞれでも、宿泊先の善し悪しが旅の思い出に大きな影響を与えることは否めません。今回は外観を見ただけでワクワクするユニーク建築のホテルを紹介! 外観以上に館内も個性的だったり、見かけからは想像もつかない機能性と居住性を保持していたり、宿泊して初めて分かる魅力の多いホテルばかりです。「なぜ、こんな建物にしたのだろう?」そんな疑問が解決する頃には、すっかりそのホテルのリピーターになっているかもしれませんよ。
1.<フランクフルト> 総ガラス張りのUFO?
「ラディソン ブル ホテル フランクフルト」
外観がユニークだと、やっぱり内観も?あとは宿泊してのお楽しみ、期待は裏切りません
UFOが逆立ちをしたかのような、どこか近未来的(?)デザインですが、実は外見以上に建物としての性能が近未来的。壁面を覆うガラスは特殊なものを使用し、夏は高い遮光性で断熱、逆に冬は強力な保温性を発揮します。高いエネルギー効率を実現しCO2排出を大幅削減する地球に優しいホテルです。
フランクフルトの街並みから、タウヌス山脈を眺められる眺望の良さも特筆ものです
客室はイタリア人デザイナーによる演出で、赤と白を基調にコーディネート。トイレの壁紙に深紅のバラをデザインするなど、意外な場所も情熱的空間に仕上がっています。ホテルの円形部分に当たるジュニアスイートは窓枠を斜めに縁取り。その分、ガラス面が広く、リビングからの眺望は抜群です。
フィットネスでは常駐するフレンドリーなスタッフと相談しながら運動や施術ができます
朝食ビュッフェの「GAÍA」は改装を終え、以前にも増した寛ぎ空間とメニュー数のUPが評判。メインダイニングの「COAST」、本格ドイツビールが味わえるラウンジも注目です。心身のリフレッシュは18階のスパ&フィットネスがおすすめ。ドイツ伝統の健康療法と美容トリートメントで癒してくれます。
2.<メキシコ・サカテカス>歴史ある闘牛場を改装
「キンタ レアル サカテカス」
闘牛に熱狂した時代は今や昔。残された美しい建築様式と高いホスピタリティが人気
20世紀中頃まで活躍していたサンペドロ闘牛場をprefferd hotelsグループが購入しリニューアル。サカテカス屈指の人気ホテルに変身しました。闘牛場部分をパティオにして、それを囲む観客席部分をレストランや客室に改装。コロニアル建築とホテル奥の水道橋が往時を今に伝えています。
プレジデンシャルスイートは小さなダイニングルームもあるので旅の選択肢が広がります
客室はスイートルームのみ。闘牛場の頃から残る建て構えに白亜の壁や彫刻が掘られた柱、アンティーク家具や高級アメニティが用意され、ノスタルジーと豪華さの両面を感じ取ることができるでしょう。世界遺産のサカテカスや、エデン鉱山への観光拠点としても申し分ありません。
牛肉料理や鶏料理が評判で芳醇なワインと好相性。地元で最も人気のダイニングに納得
メインダイニングは闘牛場観客席の傾斜を利用した設計。パティオの眺めもよく、ゆったりとした雰囲気の中でメキシコ料理や世界各国の味を楽しめます。レンガ造りの通路内に設けられた「BOTAREL BAR」は豊富にそろったワインが自慢。週末のライブ演奏時は混雑するため早目の入店を。
3.<アムステルダム>家をいくつも積み重ねたようなホテル
「インテル ホテルズ アムステルダム ザーンダム」
デザイナーはモネの「La Maison Bleue, Zaandam」に感銘を受け、このホテルを建築
可愛らしいカラフルな家を積み重ねたかのような、ユニークなホテル。4色の壁の色と白の縁取りは、この地方の家屋の伝統建築です。ホテルを組み立てる家は70軒に及び、総客室数は160を数えます。目の前はザーンダム駅。アムステルダム中心部へ電車約12分と観光拠点にも最適です。
ファクトリーデザインルームはキングサイズのベッドとデザイン性高い家具が特徴
館内は外観のメルヘンさとは異なり、モノトーンを基調にしたシックな佇まいです。ほとんどの客室の壁紙にはザーンダムの繁栄を支えた地場産業と、そこで働く人々の様子をデザイン。モダンヨーロピアンの家具を組み合わせ、スタイリッシュな空間をつくっています。
朝食はビュッフェ形式。天気の良い日はウォーターフロントテラスも開放しています
屋内スイミングプールやジムで体を動かした後は、フィンランド式サウナやトルコ式大浴場で汗を流し、リラックスしましょう。食事は朝食からディナーまで活躍する「Puur Saen」で。アラカルト料理や自家製ケーキ、伝統的なビスケットが人気です。ワインバーやティールームは要予約。