ドイツに現在3つあるモダニズム建築遺産の中では認定年が最も新しく、ベルリンにある集合住宅、ガルテンシュタット・ファンケンベルク、ジードルング・シラーパルク、グロスジードルング・ブリッツ、ヴォーンシュタット・カール・レギエン、ヴァイセ・シュタット、グロスジードルング・ジーメンスシュタットの6つが登録されています。

建築年は1913年〜34年で、ちょうどベルリン黄金時代と呼ばれた1920年代をはさんでいるのが特徴。上記のうち4カ所を手がけたブルーノ・タウトは斬新なカラースキームで賛否両論を巻き起こしましたが、これは低コストかつ限られたスペースの中で個性的なデザインを、というアイデアの結晶なのだとか。事実、世界中の建築家に大きな影響を与え、今日でも色あせない魅力を保ち続けています。