A Good Travelerへの道 そこが知りたいホテルの常識

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いざ、チェックイン!

Chapter8

チェックインのトラブルあれこれ

Eden Au Lac (Zurich, Switzerland)

どんなにテクノロジーが進んでも、チェックインの古典的トラブルはなくなりません。むしろ、システムに頼り切りになったがゆえに、かえって問題が複雑化することも。そんなトラブルが発生したらどう対処すればよいのでしょうか。

予約がないと言われたら

レセプションで「予約が入っていない」と言われたら、まず全員のパスポートを提示し、「名字と名前が逆に入っていないか」「代表者名が違っていないか」を再度確認してもらいましょう。

通常ホテルの予約は「FAMILY NAME(姓)/FIRST NAME(名)」の順番で入れるのですが、世界中のホテルに共通するやり方ではありません。ホテル側が逆に入れている場合も考えられます。パスポートを提示すれば、ホテルの人にもあなたの姓と名の両方がわかるので、より確実に予約が確認できます。

また、複数人で宿泊予約した場合は、代表者名が違うために誤解が生じることもあります。ホテルは勝手にアルファベットのいちばん最初に来る人を代表者として登録してしまうことがあり、たまたまチェックインにフロントに行った人がその「代表者」と違っていた場合、「名前の人の予約は入っていない=予約がない」と判断することも考えられます。

パスポートを渡したのに確認ができない

パスポートを提示したのに確認ができず、とにかく「予約が入っていない」と言われたら、バウチャー等に記載されている現地手配会社に、フロントスタッフから直接連絡・確認してもらってください。もし手配会社に連絡がとれない場合は、現地サポートデスク等があればそちらに連絡します。いずれにしても、日本へ国際電話をかけるよりも、ずっと早く解決します。

もし、深夜の到着ですぐに確認がとれない場合には、いったんクレジットカードを提示してチェックインをすませ、翌日改めて状況を確認するのも一つの方法です。その際、一定金額をデポジットとして課金されることがありますが、チェックアウト時に精算されますので、しっかり確認してください。

「デポジット」を請求されたら

「デポジット」とは、バウチャーに含まれていない食事代等の支払い保証のために、チェックイン時にクレジットカードの提示を求められたり、一定の現金を預ける「預かり金」のことです。追加支払いが生じた場合にはここから精算され、差額があればチェックアウト時に追加請求(または返金)がなされます。もちろん、追加支払いが何もなければ全額返金されます。

ジョイナーフィーの基礎知識

旅行先で知りあった人と意気投合、幸い自分が泊まっている部屋はツインなので「泊まりにおいでよ」と誘ってしまった。果たしてこれは認められるのでしょうか?

答えは、国により異なりますが、原則「ノー」と考えた方がよいでしょう。

東南アジア・ヨーロッパの一部の国ではセキュリティ上の規定により、宿泊登録されていない訪問客(東南アジアでは現地の人に限る場合が多い)を、宿泊客といえども自分の部屋に自由に入室させることは認められていません。お金を支払っているんだから相手が誰でもいいだろう、は通じません。ホテルには宿泊拒否権があります。現在、ほとんどのホテルが予約時に宿泊者全員の名前の登録を求めています。ですから宿泊者名が不一致の場合は、断られる可能性はゼロではありません。

どうしても入室させたい場合、フロントにパスポートやIDカードを預けた上で登録手続きの上、さらに入室料金を請求される場合があります。その料金のことを「ジョイナーフィー」といいます。

ただし、偽申告や風貌、身なりを理由(すなわち、そのホテルに不適当なゲストと判断された場合)に宿泊を断られるケースもあります。何よりも国によってはこの行為自体が違法であるため、警察などによる一斉取締りで部屋に踏み込まれ検挙された場合、ホテル側に料金を支払ったことを盾にクレームすることはできません。くれぐれも自己責任になることを肝に銘じておいてください。

問題はタイやフィリピンなどで、法律上の正式な夫婦であるにもかかわらず妻もしくは夫が現地人であるため、不適当な扱いをされ、不快な思いをさせられるケースが少なくないということ。インターナショナルゲストを迎えるクラスのホテルを利用する場合には、トラブルや不快な思いを避けるため、法的な書類のコピーを携帯するなどの「自己防衛」をする必要があります。地元の人が多く宿泊する3スター以下のローカルホテルではあまり問題になりません。

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