2008年12月05日 RELEASE No.08-013
外国系ローコストキャリアに関するアンケート調査実施
認知度は78%、搭乗経験者の96%が今後も利用意向株式会社アップルワールド(以下、アップルワールド)は運営する海外ホテル比較&予約サイト「アップルワールド.com」において、外国系ローコストキャリア(略称、LCC)の認知度や利用状況を聞くアンケート調査を実施し、その結果をまとめました。
ローコストキャリアとは、格安運賃を売り物とした航空会社。機内サービスの簡素化や使用機材の単一化、直販などで低運賃を実現し、自由化が加速する世界の航空業界に旋風を巻き起こしています。日本では2007年3月にジェットスター航空が関空就航。2009年は他のLCCの日本上陸の可能性も現実味を帯びてきています。そこで、海外個人旅行を好む人が多いアップルワールドの利用者・閲覧者を対象に、関心が高まるLCCの認知度や利用意向を探ってみました。
アンケート結果では、ローコストキャリアという言葉を知っている人が全体の77.5%に上りました。07年にジェットスター航空が日本に就航し、関空/オーストラリア間で往復2万円という就航記念運賃などが報道されたこともあり、お得なエアライン選びの選択肢として注目が集まってきています。特に認知度が高かったのが男性で83.0%となり、女性の71.5%に10ポイント以上の差をつける結果となりました。
実際に利用したことがある人は28.3%。このうち96.1%が今後も利用したいと回答しており、運賃や実際の搭乗に満足している様子がうかがえます。また、利用経験はないが今後利用してみたいという人が61.4%に上り、利用経験がなく今後も利用したくないという消極的な意向の人は10.3%にとどまりました。年代別では20代以下で利用経験が36%に上る半面、60代以上は14.3%と若年層に好まれる傾向が顕著に表れています。
利用したことがある航空会社で全体の20.1%を占め最も多かったのはアジア最大規模のLCC、エア・アジアとその子会社で長距離専門のエア・アジアX(ともにマレーシア)。米国の老舗サウスウエスト航空が16.0%で2位に入り、就航地などから個人旅行やビジネス目的で利用している人が多いと推測できます。現在、唯一日本に就航しているジェットスター航空の利用者は14.8%でした。
また、日本発着のLCCに望むことについても聞いたところ、「一定の機内サービスや座席幅を提供したうえで、できるだけ運賃を安くしてほしい」との回答が全体の6割と、「とにかく安くしてほしい」の2割を大きく引き離す結果となりました。日系航空会社を中心とした手厚いサービスがスタンダードとされてきた日本では、低価格だけでなく快適性を求める意向が強いことも示しています。
アップルワールドでは今後も海外旅行をテーマに、旬の話題に即した様々なアンケートを実施し、海外旅行を取り巻く課題を浮き彫りにできるような情報提供に努めてまいります。
<調査概要>
調査名: | ローコストキャリアについて |
調査期間: | 2008年11月19日(水)~25日(火) |
調査方法: | アップルワールドが運営するサイト「アップルワールド.com」 で実施 |
有効回答: | 20代から60代以上まで360件(男性188件、女性172件)の回答が寄せられた。 |
報道機関からのお問い合わせ:
アップルワールド 広報担当(press@post.appleworld.com)