ミスターMのおいしい旅の話「次の旅はここへ行け!」
Vol.24

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24

2008年度後半のラスベガスはここに注目!

旅の醍醐味は日常とかけ離れた時間を過ごすこと。名所旧跡巡りがいちばんという人、やっぱり大自然の神秘に酔いたいという人、リゾートでまったりが最高という人。好みはそれぞれでありますが、とにかくハイテンションでエキサイティングな時間を過ごしたいというアクティブ派の聖地といえばラスベガス。いわずと知れた24時間眠らない大人のエンターテインメントシティです。

カジノから総合エンターテインメントシティへ

ラスベガスと聞いてまず思い浮かぶのがカジノですよね。ところが2006年末、マカオがカジノ収入でラスベガスを抜いたという衝撃のニュースにはじまり、いまやマカオはカジノシティのトップに君臨しようとしています。客層の大半はニューリッチのチャイニーズ。彼らがカジノにつぎ込む金額はハンパではありません。さらに、その近さ、手頃さもあって日本からの渡航者は前年比47%と飛躍的な伸びに。マカオで週末というショートトリップも人気が集まっているようです。

一方のラスベガスは、「世界一」のカジノシティという冠こそ失ったものの、マカオの躍進に躍起になって対抗しようとする気もない様子。一発逆転、ギャンブルの都というイメージから脱却し、ここでしか見ることのできない「本物」を提供する、エンターテインメントシティへ化が進んでいるのです。もちろんカジノも相変わらず人気ですが、会場で目に付くのは大金を張り込む中華・中近東のお金持ちよりも、1日中スロットの前に座り小銭で遊んでいる、メインランドからやってきたオールド・ジェントルメン&レイディース・・・。彼ら・彼女らにとってラスベガスは、「一生に一度は」の感覚で訪れる特別な場所なのかもしれません。

チケット高騰はカジノ低迷の副産物??

これまでホテルが企画してきた各種ショーは、カジノ収入を背景に比較的安価で提供することができました。アメリカ経済動向とは関係なくラスベガスは進化し、エンターテインメントはカジノの脇役的な存在から、独立した超一流イベントに。人気のショーチケットはどんどん値上がり、しかも同時にチケットが確保できないほどの人気になってしまいました。昔は、滞在中に気が向けば毎晩でもどこかしらのショーに飛び込めたのに、今では何カ月も前から予約しないと無理な演目も多数。それでも「ラスベガスでしか」というステイタスがある限り大丈夫、とは思いますが・・・。

何を観てもはずれなしのシルク・ド・ソレイユ

現在、ラスベガスのショー&エンターテインメントの一番人気は、やっぱりシルク・ド・ソレイユ。ロングランの「オー」「カー」、ビートルズの音楽との夢のコラボレーション「ラブ」、そしてお待ちかねの新作「ズマニティ」等々、「人間の体はこんなことまでできるのか!」という、素朴かつ新鮮な驚きに満ちたアクロバットを、美しくも幻惑的なストーリーで見せてくれます。でも白状すると、私はさほどシルク・ド・ソレイユに入れこめないタチのようです。一度目はすごいナー!と素直に感心するけれど、二度目以降はつい「それで??」と思ってしまうのですね。やはりロングランしているブルーマン・グループも同じ。あらかじめ閉じている世界観が苦手というか、なんというか・・・。周りには「シルク・ド・ソレイユ最高!」と賞賛する人も多いので、ちと肩身が狭いのですが、ま。あくまでも個人的な相性ということで。

40歳以上のファンが熱狂!エルトン・ジョン

そんな私が大感激したのが、エルトン・ジョンのコンサート。デビューは1968年。ポピュラーミュージック界では3人目となるナイト叙勲、現在でも「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」でシングルCD売り上げのワールドレコードを保持と、数々の伝説に彩られた大御所。コンサートタイトルでもある赤いピアノを舞台中央に据え、最初から最後まで突っ走るエネルギッシュでパワフルなステージ。還暦を過ぎているなんてとても信じられません。バックスクリーンでは往年のビデオが流れ、突然無数の風船がぶあああっとふくらみ、それが大変な形になっていくエグい演出(笑。ぜひ現場でご確認ください)。同じステージで昨年末まで長年コンサートを行っていたセリーヌ・ディオンについて、「セリーヌは歌もうまいし、美人だけど、ただひとつあの胸が・・・・ねえ」みたいな毒舌も冴えまくり! 魅せて、聴かせての完璧なショーが楽しめます。懐かしいヒットソング満載のせいか、お客さんも40代以上が多数。場所はシーザーズ・パレス。開催は不定期、チケット入手も非常に困難らしいです。ゲットできたら、もう大ラッキー!

ラスベガスの「食」

世界中に有名レストランが、満を持して出店しているラスベガスのホテル。問題はカジノに出入りするゲストの動きを受けて、いつでも慌ただしい雰囲気が漂っていること。サービスも回転を早めようと急かしがちなので、どうにも落ち着きません。そんな中で、とても印象が良かったのがウイン・ラスベガスの中にある「コルサ(Corsa)」。自国料理に関しては絶対妥協しないイタリア人が推薦するおいしいイタリアンです。雰囲気は一見敷居が高そうなリストランテ。しかしてその実体は意外とリーズナブルだし気取らずに利用できるトラットリア風。ボリュームも日本人にはちょうどいいし、前菜+パスタ+サラダといった、セコンドなしのオーダーでもOK。ウインらしくサービスも丁寧でエレガントです。ドレスコードはスマートカジュアルですから、若いカップルでも気後れせずに足を運べるでしょう。味よし、ムードよしの、非常に満足度の高いレストランでした。

ラスベガスの「泊」

1泊10万円もするヴィラが普通に存在するリゾートや、狭くて高額なシティホテルに比べると、ラスベガスのホテルはとてもコストパフォーマンスに優れているような気がします。まあ、世界でも客室数が多いホテルの約80%がここに集まっているので、全てが快適とは言えないかもしれませんが、ユニークなコンセプトは滞在のワクワク度を大いに盛り上げてくれます。1軒といわれたら、やっぱりベラッジオかウイン・ラスベガスを選んでしまいますが、変わった滞在がしてみたいという人におすすめしたいのが、プラネット ハリウッド リゾート & カジノです。ここはムービースター共同オーナーによる同名のテーマ・レストランのホテルバージョンです。

客室はブラックのレザーとレトロ風の家具を組み合わせた、シックなアーバンスタイル。好評なのが広々としたバスルーム。シャワーブースはセパレート、大きく深いバスタブは、お風呂にうるさい日本人でも文句なし。さてさてこのホテル、スイートを含む全6カテゴリー、2600の客室を有しているのですが、何と、全ての部屋にハリウッド映画で使われたオリジナルの小道具が展示されているのです! ちなみに私の滞在した部屋は「エイリアン」。部屋の隅に、エイリアンの卵みたいなものが置いてあって、非常にイヤでした(笑)。友人の部屋には宙づりになったナースがいたとか(何の映画だろう?)。ある意味、非常に賢いリサイクルですよね。各室テーマが違うので、どこにあたるかはお楽しみ。当たり外れがあるしイチ押しというほどではありませんが、映画マニアには垂涎の的かも。料金も手頃です。

時代のニーズを敏感に読み取り、最先端の「快楽」を味わわせてくれるラスベガス。マカオも頑張っていますが、これほどまで綿密に作りこまれた観光地は、やっぱり唯一無二の存在といえるでしょう。そしてラスベガスは、懐や時間にゆとりのある年代になるほどに楽しめるるのもまた事実。イメージだけで食わず嫌いをしている方、どうぞ実物に度肝を抜かれてみてください。

教えて!ミスターM!

クランモンタナでおすすめのゴルフリゾート

マルマガ読者の西川さんより「クランモンタナでゴルフメインの滞在をしたいのですが・・・」というご相談をいただきました。いつもご愛読ありがとうございます。改めて紹介します。クランモンタナは、このメルマガが始まってすぐにご紹介したスイスの高級高原リゾートです。ここにあるゴルフコースはオメガ・ヨーロピアン・マスターズの開催地であるセベ・バレステロスコースと、優雅な9ホールコースのジャック・ニクラウスコース。アルプスを眺望する美しい景観はスイス随一といわれており、息をのむような山々のパノラマを背景にしてのラウンドは、きっと一生忘れられないことでしょう。それだけにオンシーズンはどちらもいつも大変混雑しているので、ティータイムの確保にご留意ください。

ゴルフでの滞在には、併設のグランド ホテル デュ ゴルフがおすすめ。イタリアのヴィラを思わせる優雅な内装、ラウンジやテラス、中庭の美しさ。そして館内には最高級の医療機器を備えた「スイス・ヘルスセンター」もありますから、ゴルフの後はここでゆっくりリラックス&リフレッシュ。もう極楽そのものです。またグリーンが目の前に広がるリントナー ゴルフ&スキー ホテル ローダニアも魅力的です。こちらはあっと驚くアールデコスタイル。ロビーやバーもちょっとミステリアスで素敵ですよ。2軒とも、ほぼ町の中心にあり、外食や買い物にもとても便利です。いつもとは違った海外ゴルフの舞台をお探しの方、次回はクランモンタナにチャレンジしてみてください。

花鳥風月

ラスベガスでもゴルフ!

ラスベガスは近郊も含め60を超えるゴルフコースがあります。著名トッププロが設計を手がけたコースや、世界的なトーナメントの舞台となる有名コースもずらり。プレーヤーにとってはパラダイスですが、いかんせんプレイフィーが高い! そうそう気軽にチャレンジできないのが玉にキズですが、1ラウンドでもVIP気分に浸ってみてはいかがですか。

手軽な料金と初心者でも気軽に楽しめるのが「キャラウェイ・ゴルフセンター」。9ホールのショートコースや110席のドライビングレンジも。またパー3のショートコースを有する「ノース・ラスベガス・ゴルフコース」は、ダウンタウンとストリップが一望できるロケーションが魅力。同じくサマリンの高台にある「イーグル・クレスト・ゴルフクラブ」も景観の良さと短時間のラウンドが可能なショートコースがあります。

「ラスベガス・パイユート・ゴルフリゾート」は、アメリカ初となる先住民の土地に作られたコース。設計はピート・ダイ。3つの18ホールから成るコースは「スノー・マウンテン」「サン・マウンテン」「ウルフ」と命名も個性的。リゾート気分を満喫したいなら「バリハイ・ゴルフクラブ」。林立するヤシの木や白砂のバンカー、バリ風のクラブハウスは開放感たっぷり。ジャック・ニクラウスが過去に設計を手がけたコースの中からベストホールを再現。そんな夢のようなクラブが「ベアーズ・ベスト」。クラブハウスにはニクラウスにまつわる展示コーナーあり。ニクラウス・ファンなら必見です。