Vol.
77
バンコクでミーハー女子旅!
みなさま、ごきげんよう。マダムヨーコでございます。もう一息で春ですわね。「木の芽時はココロをやられてツライのよ~」という方も、「花粉症が……」とお嘆きの方も、耐えましょう。冬来たりなば春遠からじと、宗方コーチのおじいさま(あ、桂コーチかも)もおっしゃっていたような気がしますもの! 気持ちのよい風が吹く季節まで、あと少しですわよ。<
羽田深夜発便バンコク行きは超便利
昨年、ミスターMがコラムで取り上げていた、バンコクの最新おしゃれホテル。わたくしウワサだけでは、もうどーにもこーにも我慢できず、行ってまいりましたわよ~。それにしても(って、いつもこのグチですけど)、航空券が高いですわねえ。この2月からサーチャージが下がったようですが、それでも、やっぱりお得感はありません。でも、もうぐずっていても仕方ありません! いつものように覚悟を決めて羽田発着便をゲットです。
近年は可能な限り羽田発をチョイスしているマダムですが、その理由はズバリ利便性。成田発よりやや高めですが、都心からの往復ストレスレス度は段違い。事前にネットチェックインしておけば、出発1時間前の到着でも余裕綽々でございます。ただし、これは個人旅行だからこそ。ツアーだとそこまで自由度が高くないのが実情ですのでご用心。今回は羽田発深夜00:15。2時間前到着だとしても、前日の22時で OK。つまり、いつものように1日を過ごしてから空港に向かえるのです。すばらしい~。お仕事がなかなか休めない方には、羽田深夜便出発・早朝便帰国って、ある意味福音じゃありませんこと!?
好景気でイケイケのバンコク
バンコクは前回の訪問からさほど年月は経っていないと思っていたのですが、何なんでしょうか、この変わり様は。ショッピングモールや大型ホテルがガンガン建ち、さらに広範囲の開発工事が進行中。スクンヴィット通りにビル直結の超便利なスカイウオークができているわ、セントラルワールド界隈はギラギラに復活しているわ……。あまりの華やかさと賑やかさにア然ボーゼン。まるで浦島太郎の気分でございましたわ。同行の旅先ファッショニスタにしてバンコク通でもある駒込マダムによると、タイは現在絶好調らしいです。行き先を日本から変更してくる中華系だけでなく、中近東、欧州からの旅行客がドーンと増え、ウハウハなんですってよ奥様。
細部までエレガントなホテルミューズ
最初に足を踏み入れたのは、「あの世界観は、きっとマダムが好きだと思うよ」とミスターにささやかれ、闘志を燃やしていたホテル ミューズ。アコーのMギャラリーコレクションの1軒です。おしゃれ界隈ランスアンにふさわしいエレガントなエントランスで、内部は全く外光の入らない、いわゆるラブホ風。でも、男性スタッフも女性スタッフも物腰が柔らかく、大変エレガントですのよ。ユニフォームも宝塚チックで、ガン見必至です。
お部屋は広めの角部屋で大満足。内装はブラック、シルバー、ダークウッド、クリスタルといった、世紀末風ゴシックというか、まあ、わたくし的には大好きなテイストでございます。バスルームも凝っていて、備品もいちいちゴージャス。据え置きでない深めのボウル(モザイクタイルが美しい!)は、見た目も使い勝手も秀逸。唯一の欠点は、コンセントがドレッサーの横に隠れていて、使いづらいってこと。しかもアンティーク調の重いドライヤーのコードが届かない。鏡を見ながらヘアセットできん! どうしろと! ま、それを差し引いても、ホテルにこだわるトラヴェジェンヌには、おすすめのロマンティックホテルです。
大箱のWの行く末は……
続いて2軒目のお宿は、BTSチョンノンシー駅から徒歩約5分。オープンしたばかりのW バンコクでございます。ブティックホテルを標榜するWとしては、破格の客室400超え! よって他ではほとんどなかったツインも、ここなら困らず押さえられそう。マダムチームがアレンジされたのは、これまただだっ広いユニバーサルルーム。うう、広くていいんだけど、バスタブが欲しかった。インテリアはシンプルでスマート。が、クッションやテキスタイルのモチーフがムエタイって、それイケてますの!? そして他の部屋もそうなの!?
入館時に「オープン記念でサービスドリンクを」と招待されたわたくしたち。「これアルコールじゃなかったら許さんしね!」と鼻息も荒く出かけた「WOOバー」で、スマートなゲイのバーテンが口述したリストの中に、しっかりスパークリングワインが入っていて「よし、合格!」。え、偉そう……そして昼間から飲み過ぎ……。このバーは通し営業でカフェとしても使えますが、夜になるとクラブというかラウンジというか、別世界に変貌します。お好きな方はぜひどうぞ。また敷地内にはコロニアルスタイルのヴィラが加わり、近くにはかのリッツがお目見えするとかで、界隈のリッチ度は急上昇中。今後の展開が楽しみです。
ミーハー旅は女同士で!
宿泊だけでなく、ディナーもゴージャスを目指した今回の旅。とりわけバーについては、あれこれウルサイ駒込マダムと徹底的に選別をいたしました。ある夜は、やはりオープンしたばかりのオークラ プレステージのバー「Up & Above」のテラス席。空中に浮かぶ船のようなユニークなデザインと、素晴らしい夜景。料金もまあ良心的で、ゆっくりくつろげます。またある夜は、ソフィテルから生まれ変わったプルマン バンコク ホテルG、37階のワインバー「スカーレット」へ。ここはお手頃なタパスがあるのに引っかかり、酒量がぐんぐん上がります。最終的には、バーツを円感覚で捉えるという思考回路のだれ具合。翌日、「どうしてこんな金額を飲んだのか……」と、駒込マダムと二人いろいろな意味で頭を抱えました。
さて、夜な夜な着飾りトレンドエリアでブイブイ言わせていたマダムですが、昼間はとっても地味。OLさんに混じって屋台でバーミーナームを食べたり、700バーツのサンダルを買うべきかどうか真剣に悩んだり。ふふ、このミーハーぶり! なにせ、旅にミーハーは欠かせないエッセンスであり、スパイスでもあると信じるわたくし。徹底的に楽しむなら、気の合う女性同士のほうがゼッッッタイ楽しいですわよね! みなさまも、時にはこんなベタな旅はいかがですか? そして、その首尾をマダムにご報告くださいませ~。いつでも楽しみにお待ちしておりますわよ。それでは、また来月。Ciao!
台湾での年末年始をご家族で過ごされた、自称・台湾の宣伝部長様。寒さの中、マンゴーアイスの有名店で、居合わせた若者グループに味見の大サービス!「『こっちにすればよかった~』と、我々の注文品を気に入ってもらいました。なぜか、こういうのって感激してしまう自分……」。あら~、ステキッ。日本人は海外で同胞に会うと、どうも知らん顔しがちなもの。でも、こんな出会いは旅をもっと楽しくしてくれるはずですわ。「特に女性には優しくこれからもがんばります」という自称・台湾の宣伝部長様に、わたくしもいつか台湾でお目にかかりたいですぅ~。
「ミスター Mのハワイ島で大人スティを拝読し、懐かしさのあまり筆を執りました」というのは、お懐かしいH.Y様! ミスターのコラムへのご感想なのですが、んもうっ、H.Y様ファンのマダムが横取りしますわよっ。ハワイ島でゆっくりと大人の時間を過ごすのは最高だとおっしゃるH.Y様。「いつ思うのですがハワイの風は何故こんなに違うのでしょうね。小生には風が『お帰り』と言ってくれているみたいです」。ほんとうに~。わたくしもミスターのコラムを読んで、すぐにでも飛んで行きたくなりましたもの。「今回の記事、楽しく、懐かしく、羨ましく拝読しました。次回も楽しみにしています」とのお言葉に、ミスターもわたくしも感謝感激! またお便りいただけるよう、これからもさまざまな海外旅行情報をお届けしてまいります。
使えるワンポイント英会話
「そ、そんなあ~(泣)」という意味のフレーズです。お願いしていた事柄がまったく無視されていた、楽しみにしていたイベントが突然ダメになった……などなど、あてにしていた心の行き場のなさを嘆く時に大いに活用しましょう。
「ミーハーはパワーとエネルギーの源」何かに憧れる気持ち、好きでどうしようもない気持ちは、あらゆる行動力の原点。その一歩が新しい世界を見せてくれますよ!
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